ブラジル蝶の謎 (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062645713

感想・レビュー・書評

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  • 火村有栖コンビは大好きだけど、今回は再読しないかな。個人的には好みの短編が無かったです。でも、これからも国名シリーズは読みます!!

  • ・ブラジル蝶の謎
    タイトルにするほどの話ではなかったのでは…
    トリックというトリックでもなくただこっそり殺しに行ってこっそり電話握らせて…蝶もただの目眩し。
    動機も明かされないし正直なーんだって感じ。
    ・妄想日記
    疾患に関してちょっと専門的な内容。あの暗号日記わざわざ図が出てくるから何か意味があるのかと思ったらなかった笑
    最後1行が良かった。
    ・彼女か彼か
    犯人普通に予想ついた。でも語り口調で話進むのは面白かったな。
    ・鍵
    189pの1行目誤字かな。どの本でもそうだけど誤字脱字誤植見つけるとすごい気になっちゃう…
    しかも結局何の鍵かと思ったらまさかの貞操帯かい。ちょっとドン引き…茉莉も茉莉で何で大人しく従うんだ?それとも一郎が勝手に作ってただけでつけてはいなかったんかな…どっちにしても引くけど^^;
    ・人喰いの滝
    タイトルは凄くそそられるけどストーリーやトリックは割とあっさり。夜中の雪の中だから誰か来る可能性はかなり低いとはいえ見られたら一発アウトなトリックだな…
    ・蝶々がはばたく
    珍しく人が死なない笑
    逃亡に出た時に津波が足跡だけを消してくれるのは流石に都合良すぎだなと思ったけどたまにはこういう平和な謎解きもいいかも…?

    やっぱり長編ものと比べると全体的にあっさりしてて物足りない感は否めない。でもその分暇つぶしにさらっと読むには丁度いい^ ^

  • 短編集。

    事件の起き方や謎はワクワクするものばかりだった。けど真相がわかると何だそんなことかってのが多かった。

    鍵、人喰いの滝、蝶々がはばたくが面白かった。

    蝶々の知識には驚いた。種類見つけたり名前つけた人は凄いなと感心した。


  • 短編集の割にはあまり進まなかった。時間かけすぎて最初の方を覚えてない。

  • シリーズ第2短編集。

    ブラジル蝶の謎
    表題作。
    故人の死をめぐる殺人。
    装飾された現場の説明が弱いが、小さな手がかりから、解き明かされる解決は流石。

    妄想日記
    摩訶不思議な手がかりや思わせぶりな状況が散見される現場。
    メリハリがなく、さらっと終わってしまった。

    彼女か彼か
    遺産を持つ人間めぐる殺人。
    トリックは奇抜。
    中編にできる内容では?


    オチの好みが真っ二つに分かれそう。
    記憶に残る内容ではある。

    人喰いの滝
    雪の足跡に関するトリック。
    斬新なトリックは素晴らしい。

    蝶々がはばたく
    鍵と同じく記憶に残る内容。
    このトリックは、思いもよらなかった。

  • 有栖川有栖は、学生時代に途中で挫折して以来。
    伏線回収という意味では美しくないミステリだと思った。本筋とは関係ない部分がたくさん紛れているし、そんなんありかよというトリックもあるし…謎の創作文字の解読に無無駄な時間を費やしてしまった。
    「鍵」のオチは隠喩かとしばらく考えたのだけど、本気でそういうオチだったのか。

  • うーん。基本的に作家シリーズの短編集は大好きなんだが、ブラジル蝶は少し点が辛くなる。
    途中まではいくつもの意味ありげで印象的な伏線にどきどきするんだけど、結末に十分な納得がいかなかったり、無理があるように思える作品がちらほら……。
    しかし『蝶々がはばたく』には毎回胸を突かれる。
    そして携帯電話がほとんど普及していない作中設定に、いまとなってはだが、ときどきとても違和感と時代を感じたwww いまのアリスや火村はバリバリスマホ使ってるかもしれないなwww

  • うーん。。

  • 作家アリス 国名シリーズ3作目。
    表題作の情景を想像してみるとキレイだろな〜。いや、殺人事件が起こってるんだけどね。

著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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