- Amazon.co.jp ・本 (599ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062646260
感想・レビュー・書評
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あー濃厚だった。足跡のない殺人が、ふたつもでてきて、違う方法という贅沢さ。倫理的にどうこうはおいといて、過去の殺人のトリックには愕然とした。
注釈がいちいちめんどいという人もいるだろうが、この注釈こそ二階堂蘭子シリーズの醍醐味。今回は、母親の謎はわかったのだが、犯人だと思った人物が直後に殺されてしまい、翻弄された。
密室、犯行時間のミスリード、意外な人間関係、足跡のない殺人、意外な犯人。 -
これはすごいな。
この本に載ってる推理小説、全部読みたい。
推理小説は、わたしの読書の原点で、ちょっと読みすぎて満腹になっていたから避けていたけど、やっぱり面白い。
トリックは全然わからなかった。
犯人も、もちろん。
犯人がわかってから、ようやく最初の事件の足跡の謎がわかったくらいで。
よくできた話だな。
本の厚さなんてまるで感じないくらい、一気読み。 -
二階堂蘭子シリーズ、第2弾。
被害者と発見者の足跡しかない雪が積もった場所の死体、二重の密室など、本格ミステリー的設定のオンパレード。
一つ目の足跡の謎は、なかなかだと思った。
本格好きなら楽しめると思う。
警察が大学生の蘭子に頼りっきりなのが、ちょっとアリエナイ設定だけど。探偵と警察は反目しあうのが常ですが、本作はその点では異色。 -
二階堂蘭子シリーズ二作目。
二作読んで感じるのは、二階堂さんの作品は
私にとっては読むと結構疲れる。
あんまりそんな風に感じることないんだけど
文体が苦手なのかな?
内容は好きなんですけどね。
本作の最初の事件は推理できた。
二人目はさっぱりだったけど、三人目のトリックはぼんやり。
推理小説が好きなのに謎解きが苦手な私も楽しめました。 -
過去の殺人の部分が大変好きです
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蘭子シリーズ第一弾。
堅実な本格ミステリです。雰囲気がかなり良かった。