- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062648271
作品紹介・あらすじ
「基礎から一歩一歩」式の学習法では、いくら努力しても成果は上がらない。必要なのは、楽しみながら成果が得られる勉強法だ。「面白いことを勉強する」「全体から理解する」「八割までをやる」という"基本三原則"から、ビジネスにも役立つ英国数の科目別勉強法、暗記法まで-ミリオン・セラー、待望の文庫化。
感想・レビュー・書評
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これは良いんじゃないでしょうか。
全て使えるとは思いませんが、この中から2、3個でも自分に合うものが見つかればラッキーですよね。
こういうテクニックって知ってて損はないと思います。
古さは否めませんが、もしこれを学生時代に読んでいたら、もう少しましな進路に進めたはず。
特に学生さんにオススメ! -
著者は「超」勉強法の基本三原則の1番目に「面白いことを勉強する」とあげています。人は誰でも、面白いことに興味を持ち、そこから意欲を持って学習を開始するのです。
ゆくゆくは、その出発点から始まった学習は、あらゆる分野へ拡大していく可能性を持ち、日々学習に励むものの思考は知的好奇心の拡散が発生するような気がします。
様々なことに興味を持って学習していきたいものです。 -
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ベスト・セラーになった勉強法の本です。この本で紹介されている英語の教科書丸暗記法は、音読の重要性を広めるのに大きく貢献したのではなかったかと思われます。
一方で、いま読み返すと、本書はハウツー本といえるほど具体的な方法論まで落とし込んでいはないという印象も受けました。本書では「基本三原則」として、(1) おもしろいことを勉強する、(2) 全体から理解する、(3) 八割原則(八割できたら次に進む)という項目があげられているのですが、じっさいに勉強を続けていくなかでこの三原則をどのように具体的に実行するのかというのは、読者に任されています。
もっとも、ただ漫然と勉強を続けるのではなく、効率と目的意識を明確にすることがたいせつだという意味では、ちょうどよい普遍性のあるアドヴァイスなのかもしれません。 -
本書は5年前に刊行されたベストセラーの文庫版です。私は、へそが曲がっているので、あまりベストセラーは読まないのですが、文庫になったのを機会に読んでみようと思いました。その理由の1つは、英語だけがどうしてもできない人がいて、その人になんてアドバイスしたらいいんだろうと悩んでいたからというものです。さて、本書にはなんて書かれているのか、それは単に教科書を全部丸暗記しなさいということです。そんなこと無理だと思うかも知れませんが、定期テスト前に範囲になっている本文を、20回くらい声に出して読んでみるのです。そうすると何となく覚えられてしまいます。そんなことを読んでいてふと思い出したのですが、私自身も中学生のときは、そういう方法で勉強していました。それで十分点数がとれました。もっとも、高校に入ってからは英語の成績はがた落ちでしたが(留学前、英語担当の先生に本気でおどろかれてしまったくらい)。だから、えらそうには言えないけど、やってみる価値はあると思います。数学の勉強法は、とりあえず浅く広くやってみるということです。自分が今何を勉強しているのか、数学全体の中でどういう位置にいるのか、それを知るのがすごく大切です。これは我々教師の仕事でもあります。それと、どの教科についても言えることですが、常に完ぺきを目指すということはやめるべきです。8割方できれば次に進む方がいいでしょう。なんでもかんでも、基礎を完ぺきにしないと次に進めないのではおもしろくなくなります。そして、やはり最も大切なのは、興味を持って、楽しみながら勉強するということです。まあ、みんなそれができれば苦労はないわけですが。がんばって勉強しているけど、なかなか成績が伸びないという方は、ちょっと立ち止まって、勉強の仕方について考えてみるのもいいでしょう。
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ノウハウ本が多い著者が受験生向けに数学、英語、国語の勉強法を書いた本ですが、ビジネスマンの私たちにとっても全く無縁の本ではありませんでした。仕事をする中での文章、数字などの覚え方など、面白く読みました。リーベぼくのお船(化学の時間)など、懐かしい覚え方も沢山登場します。
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勉強の仕方について、学ぶべき点がよくまとめられている。
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・分かりやすく書く
名文を書こうと思うな。分かりやすく書け。
・分より先に論理
文章を書く場合に最も重要なことは、論理の流れをはっきりさせることである。分を推敲する前に論理を固めよ。
・歩くことは、勉強の最良の友
・ワーキング・メモリを解放する
余計な心配ごとは追い出し、ワーキング・メモリを勉強にあてよ。
・勉強によって可能性が開かれる。 -
勉強法について、著者の経験に基いて書かれた本。英語、数学、国語、暗記法、受験というカテゴリーでどのようにアプローチすれば効率よく習得できるかということに重点が置かれている。確かに、知らず知らずながら、自分が取っていた方法が記述してある部分もあり、共感を持てた。ただ、国語編では、英語編や数学編での勢いが感じられなない。個人的には、国語は、特に勉強するものではないと思うので、まあいいんだけど。暗記法では、長いもののほうが覚えられるというのは、ひとつためになったかな。短いもののほうが、覚えるのに要する容量が少なくて済むと思っていました。確かに当たっている気がした。8割原則は、有る意味当たっているんだけど、同じレベルのものを同じ理解度で進んでいったら、結局成長はないんじゃないだろうか?そこのところももう少し突っ込んで書いて欲しかったなぁ。