雪殺人事件 (講談社文庫 ま 39-1)

著者 : スジャータ・マッシー 矢沢聖子

• 講談社 (2000年7月1日発売)

感想・レビュー・書評

[orimeggさんの感想 · 2020年7月10日]

スジャータってインド系だ。と思って手に取る。父ドイツ母インド人と経歴にある。駐在妻として、日本で英語を教えていたことがあるらしい。だから、とーんでもないオリエント感が描かれてるわけではない。だけど、そこはかとなく日本への侮蔑感が漂い、それ必要？ってネタが散りばめである。
もーそれなら、学校勤務のエピソード付け加えて、ALTご用心ってサブタイトルつけたいわ。
「俺様」感に共感。おるおる、典型的な西洋人男性…と思いきや、速攻くっついちゃうのー、ガッカリ。

[ことぶきジローさんの感想 · 2012年10月5日]

日本を舞台にしたミステリー。恐らく作者は数回の日本国内の取材とエージェントを使って書き上げたんだろうな。違和感を覚える描写と外国人の見た日本文化といった描写ばかりで、イライラする。過去に外国人の描いた日本を舞台にした作品で素晴らしいと思ったのは、バリー・アイスラーのジョン・レイン・シリーズだけだよ。