頼朝の天下草創 (日本の歴史)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 69
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062689090

作品紹介・あらすじ

貴族政治から武士政治へ-頼朝はなぜ政権を掌握できたのか。妻・政子の役割は?「評定衆」の設置や「御成敗式目」の制定は公平の原則を天下に示し、北条氏は全国支配へと地歩を固めた。東国武士の自負とフロンティア鎌倉の息吹を描き出す。

感想・レビュー・書評

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  • この九巻目では、平安末期の源平合戦前後から承久の乱後までを解説されています。

  • 2001年刊行。著者は静岡文化芸術大学教授。

     源頼朝本・鎌倉幕府創生本は数あるが、本書はその中でも秀逸。

  • 1FI下2奥

  • この巻は鎌倉幕府成立から元寇の前まで辺りを扱っている。通史なので全体的なことを専門家でもな人でもわかるように書いてあるので、歴史関係を調べる時には入り口としてありがたい。
    題名の通り、頼朝の政治手腕について多く割いていた。
    源義経も木曽義仲も扱い小さいな! 北条泰時に負けてるなあ。
    ドラマや小説と研究では視点が違ってくるので当然といえば当然だけど。

    こういう言い方は不謹慎だが、合戦が起きた背景や駆け引きは読んでて面白かった。
    歴史は過去の出来事を暗記するだけの授業じゃ面白さはちっとも伝わらないよね。

  • 文章うまい

  • 日本の歴史(09)
    頼朝の天下草創  鎌倉時代前期
    ISBN:9784062689090
    ・山本幸司(著)
    講談社
    2001/07/10出版
    386p 19cm(B6)


    ◆要旨 (「BOOK」デ−タベ−スより)
    貴族政治から武士政治へ-頼朝はなぜ政権を掌握できたのか。妻・政子の役割は?「評定衆」の設置や「御成敗式目」の制定は公平の原則を天下に示し、北条氏は全国支配へと地歩を固めた。東国武士の自負とフロンティア鎌倉の息吹を描き出す。

    --------------------------------------------------------------------------------
    ◆目次 (「BOOK」デ−タベ−スより)
    第1章 幕府開創
    第2章 頼朝の構想
    第3章 頼家・実朝と政子
    第4章 京都朝廷と承久の乱
    第5章 幕府の確立と武士社会
    第6章 北条時頼の登場
    第7章 新時代の息吹

  • 頼朝に注目する。

    鎌倉時代を読み解くポイントはこれにつきる。

    つまり、東と西の融合。

  • 頼朝スキーなんで(^^;;

    その内容は題名とはちょっと違って源平から承久の乱の後までの歴史を追った感じの本です。

    頼朝の政権構想やらその当時の朝廷の様子などが詳しく載っていて興味をそそられます。
    下手に戦やら義経とのことなどは細かくは書いてなく結構大局的に書いているのがこの本の良いかと思います^^
    結構大局的

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著者プロフィール

山本幸司(やまもと こうじ)
1946年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院経済史専攻修士課程終了。出版社勤務を経て、中央大学大学院国史学専攻博士課程単位取得。神奈川大学短期大学部・同大学院歴史民俗資料学研究科教授を経て、現在、静岡文化芸術大学文化政策学部教授。専攻、日本中世法制史・思想史。著書に『天武の時代』、『頼朝の精神史』、『日本の歴史09 頼朝の天下草創』、『〈悪口〉という文化』など。

「2009年 『穢と大祓』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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