- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062692809
感想・レビュー・書評
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名前からすると韓国・朝鮮系・・・神奈川生まれで漢方医らしいが,ちゃんと医学博士~正座は日本人しかしない座り方であるが,歴史的に見ると江戸時代の中期から武士の間で広まり,芸人など社会的身分の低い人達もかしこまっていた。明治になって日本人的なアイデンティティーを形成するため,日本人全体を武士化するため修身を取り入れ,中国人も韓国人も行わない正座こそが日本人らしさ(他民族からの優越)が作られた。導入以来100年が経過して椅子の生活で正座しない日本人が出現したが,正座には悪い面ばかりがあるのではない。①集中力が高まり,精神が充実する②眠気が覚め認知症を防ぐ③心臓・肺・横隔膜など内臓の負担が軽くなる④消化力が高まる⑤肥満やメタボリック症候群を防ぐ⑥膝の周辺の靱帯や筋肉が強くかつ柔らかくなる⑦股関節・膝関節・足関節の三つの関節の可動域が広がる。デメリットとしては①足がしびれて辛い②関節炎や膝関節症を起こす可能性がある③運動障害を起こすことがある④ロングフライト血栓症を招くことがある⑤脳血管障害を起こすことがある⑥腰痛を引き起こすことがある⑦肩凝りを招く⑧座りダコができて足が外見上美しくない。ということで,向いている人向かない人がいるが,エクササイズとして朝1・2分から長くても5分,しびれる前にやめるのが良い~高血圧の人・糖尿病の人・動脈硬化のある人・関節がすでに悪い人はやめておいた方が良いと忠告されていて,どうしたものかと悩む。漢方では人の体質は「実証」「中庸」「虚証」があって「中庸」が多い日本人には正座が向くと云われても,私は「虚証」だから向いていないかもね。漢方医学の巨匠らしき様子。医者になっちゃったけど,歴史家になりたかったらしい。図を入れてくれると解りやすいんだけど,図版の使用権が高かったのか・使用料で揉めた(出せなかった)のか,絵の名だけ告げられてもねえ。残念な本だ
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