- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062694407
作品紹介・あらすじ
無気力で存在感の薄い江藤公平。ある日、目の前に突然現れた小さな虫みたいな生き物は公平に、「ひとを1000回笑わせろ」と命令する。いったいなぜ?それまで接点のなかった中2男子3人は、それぞれの理由から、トリオを組んで文化祭のお笑いステージに挑む。
感想・レビュー・書評
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「無気力で存在感の薄い江藤公平。ある日、目の前に突然現れた小さな虫みたいな生き物は公平に、「ひとを1000回笑わせろ」と命令する。いったいなぜ?それまで接点のなかった中2男子3人は、それぞれの理由から、トリオを組んで文化祭のお笑いステージに挑む。」
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サクサク読めた
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とても面白かった。
三輪や日比野の性格も個性があって、お互いに足りないところを補っているように見えて、それが強い団結力を生んだのかなと思っている。また、豆糸に言われて行動して江藤が成長していく様子も、見ていて爽快だった。
全体的にテンポがよく、飽きずに一気読みしてしまった作品。中高生に是非読んでもらいたい。 -
大人しいというよりは印象の薄い中学生の主人公が、それぞれ事情がある二人と一緒にお笑いを始め、その楽しさに目覚め、成長する物語。
三人の個性も良く書けているし、コントも面白いし(面白いのは作者の才能だとは思うけど、これだけのシナリオを中学生が書けるのかは疑問。中学生でこれだけ書けるならかなりのセンス。)、とても楽しく読める。男子中学生が中心となるYAは少ないし、気軽に読めて笑えるというのは貴重。
しかしなあ、大人が読むと豆糸男の出現自体があまりに好都合というか、無理がある気がしてしまう。もうちょっと他のやり方で、主人公がお笑いを目指す方法はなかったかと。
挿し絵も今どきの子どもが好きそうな絵柄。でも、登場人物が私服を来ている描写があるのに制服を着ている絵があったのは残念。
でも、まあ、子どもは楽しく読めるのだから、いいと思う。本をあまり読まない子どもにも薦めやすい。 -
爽やかなお話だった!
最初の江藤くんのあの無気力さ、まるで私…
強制的とはいえ、ちゃんと自分から行動した江藤くんはえらい
日比野くんのキャラもいいね -
さらっとした感じのお話です。
最初は、「なんだか、テンポが遅いし、面白味が足りないかな…」という感じでしたが、ラスト辺りでは、「こういう物語もありなのかも。」思いました。
とは言っても、『園芸少年』のほうが面白かったです。ちょっと意外性が足りないといいますか…
「千回笑わせろ」の理屈、何故そうなったのか
がよくわかりませんでした。頭悪いんで…
でも、最後の所で少しジーンときた…かな?
色んな青春(?)を読んでみたい!という人は、読んでみても良いかもしれません。
「頭のネジ」のところは、笑ったな〜
......ですます疲れた -
「ナルシストで悪いか?だれでも自分が好きだろ」
日比野はなんでもないことのようにいった。 -
さわやかなYA。
お笑いさせるのって、流行りなのかな? -
クラスで孤立していた中学生男子3人が、それぞれの理由のもと、お笑いトリオを結成する。
自分が思うほど、人は自分のことを気にしていない。
開き直りが大切。 -
まったく接点のない3人があるきっかけでお笑いをやることになる。っていう設定から興味をひかれました。あと、豆糸男の「よ~ん」が可愛かったです。わたしはいつも本のなかでギャグを考える著者を尊敬します。何回かネタが出てきたんですけど最後のアンケートの話が一番おもしろかったです。