神様ゲーム (ミステリーランド)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 967
感想 : 217
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062705769

感想・レビュー・書評

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  • 一応子ども向け作品なのですね、コレ。
    子どもにはとても読ませられないと思うし、
    もし読んだとしても「ねぇこれどういう意味?」と
    大人には答えにくい質問を無邪気にしてくる可能性大。

    ジェノサイドロボとかネクロフィリアロボとか
    全然わからなったけど、意味があったんですね。
    こちらも子どもに聞かれたら答えられない。
    (それを作中の小学生に無邪気に言わせているあたり、
     作者は相当な性格なのではと思う・・・)

    鈴木君が神様だと告白したあたりは
    すごく面白くて、どんどん読み進めていったけれど
    最後に向かって後味の悪い展開にスピードダウン。

    さらに結末。
    まだ芳雄が言っていた犯人説の方が納得がいくのに、
    何故その人が犯人なのか?
    読者はポカンとしたままページをめくり、
    そこには楽しそうに笑う探偵団のメンバーがいるのみ。

    ・・・え、終わり!?

    ハテナマークが頭の中をたくさん巡る。
    でも神様が言うことは絶対だから、なるほどこれが真実なのね。
    理由はわからないけど、これが真実なのね。
    まさに死人に口なしね・・・と納得するより他にない。

    これがアリなのかと言われれば、私はナシだと思う。
    でも好きか嫌いかと言えば、嫌いではない。

  • 「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」と謳い文句の基に刊行されたミステリーランド第7回配本。

    字も大きくて行間も広い、装丁は子ども向けだけど、衝撃の展開とラストは子どもにはトラウマレベルじゃないかなーと心配してしまうほど。

    でも麻耶さんだしなー。
    絶対「かつて子どもだったあなた」の方に比重おいて書いてそうだなー。

  • 「う~ん。。。」という感想。
    好き嫌いではなく、記憶に残る作品になるかと。

    後書きナシ。森 博嗣氏の時もだけれど
    結末を作者に問うてみたい作品なのだが、”わたしがこどもだったころ”が無い。。。

    ミステリーとミステリィが混在する作品。

    主人公の男の子が作中、色々と衝撃的な予言や事実を知るのだけれど
    ラスト、それらを上回る衝撃で
    逆にその後の人生、折り合いをつけて生きていくのでは、とすら思えてしまった。

    正解は無く、色々な解釈を楽しむ作品なのだろうか。
    (未成年にはエグいと思うが。。)

    『さよなら神様』と続きがあるようだ。
    貴族探偵の作者でもあるし、作風がいくつかあるのだろうか。。

    今作1つで切るのも勿体ないので、いくつか他作品を読んでみたい。

  • 児童向けとは思えない内容(^-^;
    最後がどうして「この人?」なんだけど、ゾワゾワした。

  • イヤミスでした。これは子供にはきついんじゃないかなあ
    続編の話はけっこう好きでした
    最後の天誅の相手だけは理解できなかったけど
    あの人が死ぬことが」一番の天誅ってことで私は納得しました」

  • 子供向けにしては面白いらしいから、という感じで読んでみたらとんでもなかった。児童書のふりをした本格サスペンス。

    現代っ子のリアルな小学校(!)生活を垣間見せながら展開していくので、事件がより残酷で生々しく感じられてウヒャ〜となった。

    "神様"に事件の真犯人が明らかになって動き出すストーリーは、椎名林檎のアルバムみたいにシンメトリーになっている目次のど真ん中から急展開。

    最後の最後まで気が抜けなくて楽しかった!

  • 再読。こんな物騒な話だったか。未来を知っちゃいけないな。

  • 探偵が神様?という奇抜なアイデア。ストーリーも、結末も麻耶作品らしいと言えば作品らしいが、、、。動機とかもはっきりしないし、あまり後味が良くない。続編がこのミスで2015年2位だったので読んでみようと思ったがどうしよう。

  • …なにがなんだかわからない…(Lか
    最初大きな活字と振り仮名、挿絵から児童書か?と思ったけど(児童書だったけど)内容は児童書じゃない。イヤミスとかいうものじゃなくて、質問は一切受け付けませんという感じ。
    子猫殺しの犯人を捜していた少年探偵団。少年探偵団の本部で主人公の親友の死。親友を殺したのは誰か。
    後半どろどろしてる。ラストは置いてけぼりを食らった。いまだに納得できる答えが見つからない。

  • これは〜〜共犯者はお父さんだった、そのお父さんに対しての天誅は妻を失うことだった、ってことじゃないかなぁ??いやー気持ち悪かったグロテスクだった!子ども向けなわけがない

著者プロフィール

1969年三重県生まれ。京都大学工学部卒業。大学では推理小説研究会に所属。在学中の91年に『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』でデビューを果たす。2011年『隻眼の少女』で第64回日本推理作家協会賞と第11回本格ミステリ大賞をダブル受賞。15年『さよなら神様』で第15回本格ミステリ大賞を受賞。

「2023年 『化石少女と七つの冒険』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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