理不尽な気象 (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 13
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062724654

感想・レビュー・書評

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  •  人々の防災意識を高めるためには、いかにも覚えやすい「冬台風」とあえて使用してみてはどうでしょうか。「台風」という言葉がよくないのなら、いっそのこと「冬大風」の幹事を当ててみるとか……。短くてシンプルな表現のほうが、しっくり馴染むと思うんですけどね。(p.73)

    「ツマラヌことはない。ツマラナイっていうのは、ツマルようにできていない人の言うことだ。ツマル、ツマラナイというのは、物に属さないで人に属する」(寺田寅彦)(p.145)

    「朧」月夜、昼なら「霞」、「霧」は「靄」のこと、「靄」が濃くなりゃ「霧」。(p.154)

     物事の分析で大事なのは、「定性」と「定量」の両面から見ることです。定性とは「重たい物は沈む」という性質、定量は「どのくらい重たいと沈むか」というような量的な部分です。説明のレベルでは、こうした事実を述べるだけでしょう。しかし「解説」となると、「性質がどのようなもので、量がどのくらい多くなると、どんな災害の発生に結びつくのか」というところまで伝えなければいけません。(p.175)

  • 少し昔に書かれた本。期待していた情報はちょっと薄かったように思いますが、素人にはそれなりに面白かった。最後のあとがきに書かれている言葉。「極端気象」は、地球からの警告として捉えて行くべき。という言葉が今に必要だと思った。

  • 08年12月24日より更新

    興味がないという表れなのか・・難しいと感じた。だから読むのがこんなに後回しになったのかもしれない。


    気象の話は理系っぽいとは思わなかったが、自分とは肌が合わないと思った。

    異常気象の話は、そのうち読んでみようとは思う。今は無理。

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著者プロフィール

お天気キャスター、気象予報士。ウェザービジネスを展開する「ウェザーマップ」、気象予報士養成講座を運営する「クリア」の代表取締役。1950年、愛知県に生まれる。日本気象協会東海本部、同東京本部を経て、41歳のときに独立し、フリーランスのお天気キャスターとなる。定年前の独立は、気象協会初。独立後は、天気キャスターとして活動する一方、後進の育成に力を注ぎ、多くの「森田チルドレン」を輩出している。無類の読書好きで、目につく本は片っ端から購入する。蔵書数はあまりに多すぎて不明。著書に『理不尽な気象』(講談社+α新書)、『大手町は、なぜ金曜に雨が降るのか』(梧桐書院)、『なる本気象予報士 改訂第5版(なる本シリーズ 5)』(週刊住宅新聞社)、『雲の不思議がわかる本―種類や形で天気がわかる!(子供の科学サイエンスブックス)』(誠文堂新光社)、『空と天気のふしぎ109』(偕成社)などがある。

「2014年 『「役に立たない」と思う本こそ買え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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