- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062725903
作品紹介・あらすじ
人種平等提案、エコな江戸時代も認知度大。「日本の良さ」は世界のほうがよく知っている。91年前も今も、日本は世界を驚かす!日本独特の感性で世界をもてなそう。
感想・レビュー・書評
-
タイトルに惹かれて読んで、タイトルに裏切られた気がします。
中身の良し悪し以前に、日本史についてあまり書かれていなかったため消化不良です。
とはいえ、日本人である私たちは日本史について知らなすぎるとはずっと思ってました。
歴史で習うことは多いけど、どのようにしてこの国が成り立ったのか、どんな日本人が貢献してきたのか、そういうことをもっと知っておかなければならないんじゃないでしょうか。
日本人はもっと誇りをもっていいと思うし、愛国心が他の国よりも薄く感じることを残念に思います。
でもこういうことは、海外に行って初めて肌で感じることだろうから、そういう意味でこの本が世に出たことは大きいのかも。
人種平等を初めて国際連盟に提案したのが日本だということは、もっと多くの日本人に知ってもらいたいですね。
日本ではないけれど、チューリップ・ベイビーの話は初めて知って驚きました。
もっと、日本の歴史を知ろう。知らないことは恥ずかしいことだ、そう感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトル程に目新しい情報はないですね。
ただ、しゃちほこ張った内容ではなく、おばちゃんとお茶飲みがてら世間話スタイルで書かれているので読みやすい。
フランス始め、諸外国の税金に触れられていたのは、日本のリアルタイムの増税前で、まあ興味深いというか、そりゃそうだというか。特に消費税、これに絡むと福祉、医療、教育の話になるね。
日本の消費税はもっとあげるべきただが、その使途を有用に、と。3%の消費税が決定した時、日本は消費税を導入したことで6千兆円の損失が生まれたなんて経済学者がいたっけな。
本書中で、初めて知ったのは1919年パリ講和会議で日本は国連憲章に人種差別撤廃を提案したとのこと。この事実は日本人として胸を張るべき事実だな。
外国の方々にお国自慢をするなら、こういうことをどうぞ。 -
海外在住の著者が、文字通り意外と日本人が知らないであろうことを記した一冊。
トリビアというよりもエッセイのような感じだった。 -
れいこさんと外国籍友人との会話を覗き見したような本です。
トピックは、政治や平等、自由の考え方の違い、日本の歴史など多岐に渡っています。
エッセイ形式で読みやすいです。
-
タイトルは日本史となっているけど、ほとんど歴史のことは書かれていない。いつもの著書の日本文化論。
目次
第一章 意外に知らない、世界に影響を及ぼした日本
第二章 フランスの平等と日本の均等
第三章 日本とフランスの「婚活」
第四章 幸せな国はどこにある?
第五章 世界一のエコ大国だった日本
第六章 お国別、モノに対するこだわりは?
第七章 日本人の感性で世界をもてなそう -
第一次世界大戦の後
ベルサイユで開かれたパリ講和会議
そこで日本は
国際連盟規約委員会において
人種差別撤廃条項を入れようと提案した。
フランス、イタリアをはじめとする過半数の支持を得たが
議長のアメリカ大統領ウィルソンが全会一致を主張したため退けられた。
知らなかった。
習うこともないし、大人になってパリ講和会議を調べることもないから、この本見なかったら、絶対知らなかった。
表紙のニュース映像っぽいものは、HARAKIRIとある以上
自殺者増加のニュース映像なのかな?
日本史っていうほどのものは出てこなかった。
興味深い内容ではあるけど、題名で見るとJAROに報告しないと! -
人種平等提案、エコな江戸時代も認知度大。「日本の良さ」は世界のほうがよく知っている。91年前も今も、日本は世界を驚かす!日本独特の感性で世界をもてなそう。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
デュラン/れい子
1942年、東京都に生まれる。文化学院美術科卒業。博報堂にコピーライターとして入社し、サンケイ広告大賞を3年連続受賞するなど活躍。退社しスウェーデン人と結婚後、スウェーデン、オランダ、ブラジルに住む。1977年に英国国際版画ビエンナーレで銅賞受賞を機に、アーティストとして活躍するかたわら、欧米の芸術家を日本へ紹介する仕事をはじめ、特にイタリア美術の紹介に貢献する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) -
日本とヨーロッパの両方の目線を持ち、外から見た日本の有り様を発信する著者レイコsan。印象的だったのは「日本人は”かわいそう”が好き」。「平等」と「自由」という意味を考えさせられます。Special Thanks to T.T-san☆
-
日本史についてというよりは「私が出会った外国人と私の考えについてのエッセイ」という感じでした。エッセイとして読めばおもしろいです。