にっぽん地図歩きの旅 古道、旧道、旧街道 (講談社+α新書)

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  • 講談社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062726481

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりの堀淳一さんの書籍を堪能。
    一篇あたりの文章量が少ないのが気になるが、その分様々な場所を歩かれているのがうれしい。実際に歩いてみたい所もいくつかあった。
    地図歩きは二次元の情報をリアル空間(三次元でもよい)のなかで二次元の地図がそぎ落とした情報を再発見するゲームなのだと、改めて感じた。
    それにしても著者の色の分類へのこだわりは驚嘆。以前の作品もそうだったかな?

  • 各編が短くてちょっともの足りない気がします。もうちょっとその場所の人の往来に伴って発展してきた、道の身の上話を読みたくて、読んでいてそれで終わりですかという感じですね。
    とはいえ、これは著者の散歩の紀行文だと思って読めば気持ちのいい風景が浮かぶ文体に、陽だまりの中を歩いてく背中が見えるようです。
    千葉の丘陵に散歩に行きたくなりました。

  • 三葛館新書 291||HO

    こちらは83歳という高齢ながら、日本再発見の旅に出ました。
    昔から人が生活をしていく中で造られてきた「道」を歩く旅の本です。
    日本の原風景を訪ねる旅を大学の夏休みにしてみませんか?
    あなたの知らないニッポンがいっぱいあります。
    グルメ旅では味わえない奥深い旅が体験できるでしょう。

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=57412

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著者プロフィール

1926年、京都府に生まれ、1935年、札幌に移住。北海道大学理学部卒業後、同大学低温科学研究所助手等を経て、物性物理学・統計力学・数理物理学を専攻。理学博士。1980年まで同大学理学部教授として主に物理の研究・教育に従事。同年、人生二毛作に向けて大学を退職し、エッセイストに転向。1990年、建設省(現国土交通省)国土地理院長表彰を受賞。
小学生のころから地図の美しさに魅せられ、放浪を趣味とする。1960年代より地形図を手に全国の旧道、廃線跡、産業遺産などを歩く旅をスタート。地図と旅の愛好者の集まり「コンターサークルS」を主宰。現在も各地を精力的に歩き続ける。1972年、『地図のたのしみ』(河出書房新社)で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。北海道大学名誉教授。
『地図を歩く』(河出書房新社)、『地図のワンダーランド』(小学館)、『地図で歩く古代から現代まで』(JTB)、『消えた街道・鉄道を歩く地図の旅』『にっぽん地図歩きの旅 古道、旧道、旧街道』(ともに講談社+α新書)、『忘れられた道 完』(北海道新聞社)、『サッポロこぼれある記―北の街の空のひろがり』(そしえて)、『エントロピーとは何か―でたらめの効用』(講談社ブルーバックス)、『地図の中の札幌』『北海道 地図の中の鉄路』(ともに亜璃西社)など、地図・鉄道・旅行・物理学に関する著書が多数ある。

「2017年 『北海道 地図の中の廃線』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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