半値になっても儲かる「つみたて投資」 (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 378
感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062726948

作品紹介・あらすじ

値下がりの恐怖で、投資を躊躇していませんか?
「安く買って高く売る」はもはや常識ではない!!
限られた収入の範囲で作れる「じぶん年金」。誰でも取り組める、安心な投資法を解説!

●投資への不安に克ち、先の見えない時代に備える「じぶん年金」の作り方
「安く買って高く売る」。言い換えると「投資はタイミングが重要」と思われている方が実に多いのを目の当たりにしてきました。そして、いつの間にか「投資=博打」というイメージが醸成されてしまった感がします。特にこの数年間は株価低迷もあり、損をしている方も多いせいか、投資のイメージが悪くなっているのを感じます。これは非常に残念です。「つみたて投資」は、これまで金融業界ではほとんど研究されてきませんでした。理由は金融機関が儲からないからです。往々にして、業者が儲からない話は消費者にメリットがあるケースが多いものです。この、金融機関が儲からないものの、誰にでも取り組める投資を解説することは、これからの日本に大きな価値をもたらすと信じています。

●「下がったら怖い」から解放される
●「安く買って高く売る」は間違い
●いくらになるかより、どう動くか
●将来価格の予測はなぜ無意味か
●つみたては下がった後が面白い
●「下がる」=「損が膨らむ」ではない
●始めるタイミングに悩む必要なし
●年金不安に備えはできていますか
●1000パターン以上のデータで検証
●つみたて投資を日本の文化に

感想・レビュー・書評

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  • 投資信託、積立投資の論理的な支柱になる本です。
    読み終えて積立投資への確信が深まりました。
    資産がない若年層は必然的に積立投資となります。
    その許可を自分に出すきっかけになり得ます。

    ↓↓↓

    ・毎月積み立てていく 「つみたて投資 」の場合 、必ずしもスタ ート時の価格から下がったからといって損をするわけではありません 。儲かる時もあります 。
    ・「つみたて投資 」の場合 、金融商品の成績と 、投資の成果が一致しない
    ・つみたて投資の場合 、価格が下がるということは 、多くの 「口数 」を買い込めるという意味
    ・つみたて投資の場合は値下がり後 、ある水準まで戻れば 、損から回復
    ・スタ ート時に買う口数は 、 「つみたて回数分の 1 」のインパクトしかないので 、そんなに気にしなくて大丈夫

  • 「つみたて」に特化した資産運用本
    よくある普通の類ならば「積み立て投資」はドルコスト平均法の基本的説明から進み
    その先にあるインデックス運用の優位性やアセットアロケーション(資産配分)に向かいます

    しかしこの本には何(TOPIXや債券、外国株式インデックス等)に投資すれば良いか?
    現在販売されている商品では何が推奨ファンドなのか?すら一切登場しない潔さがある
    要は一冊の始めから終わりまで一貫して「つみたて」の普及だけに費やしているところが興味深い

    読んだ最初の印象は申し訳ありませんが第10章の苦労話はいらない気がします
    それよりも終章や参考資料にの価値ある情報にもっともっとページを割いたほうが好みです
    半値になっても儲かる「つみたて投資」は
    2倍になっても損する「つみたて投資」でもあります
    注意深く読んでいれば著者も数少ない「つみたて投資」の欠点に何度も触れていますが一括購入も分割購入も最後の売却となる出口戦略の難しさは変わりません

    新入社員が入社するこの季節になると保険屋が社員食堂に自社の商品をすすめる光景をよる見る
    同じように長期運用を志す販売会社は「つみたて」を社会人1年目の新人に奨めてみたらどうだろうか?
    貯蓄金額がそれなりにある年齢層に比べては目先の儲けは少ないでしょうが「つみたて」は高齢になるほど定年までのカウントダウンもあり受け入れ難い一面を持つかもしれない
    逆に言えば社会人1年目のほうが本の内容は抜群に発揮できるだろうし著者が一番目指すべきところも資産運用すらよくわからないその年代なのではないでしょうか?

  • ドルコスト平均法を日本語で前向きにご説明する本。知人に借りて読みました。10年前くらいから知ってた話ではあるのですが、でもその10年前に投資を始めたかと言えば、いやむしろ今でも始めてないあたり、あーあ、と自分で思いつつ、タイミングは関係ない!いつやるの?今でしょ!と自分を鼓舞しようと思います。始めなきゃ、何も変わらない!!

  • つみたてNISAをはじめるにあたり、この本を読んだことで不安が消し去りました。
    タイトルのとおり、投資信託の値下がりは問題ではなく、安いときにいかに多く購入できるか?そのための底値はだれにもわからない。だからドルコスト平均法で一定期間で同じ金額を積み立てていくことが重要。

  • つみたて投資のみにスポットをあてた初心者向けの解説本。
    簡単で読みやすいのでゼロの状態から読むには悪くはないが、これだけを頼りに投資に手を付けるのは早計がすぎる。

    ドルコスト平均法とはうたっておらず、現資産の投資ではなく今後の収入に対する積み立てだと一言だけ書いてあるが、詳細はなく誤解を招きやすい。
    出口戦略が明確でなければ損する可能性もあるが、アセットアロケーションの説明はなく、
    何に投資すべきなのか具体的な商品の紹介も、どういうものを選べば良いのか指針もない。

    何より後半のほとんどは筆者の半生を延々と語るものであり、このスペースがあれば伝えられたこと、伝えるべきことはもっとあたはず。
    読まない方がマシとまでは言わないが、他の本でも十分カバーできるだろう。

  • 【積み立て投資に不安がある方におすすめ】

    著者が株価の騰落・積み立て期間などパターンを変え、試行回数を重ね導き出したデータから積み立て投資の安心性を説いた本です。
    そのインパクトがすごく、グラフを使って分かりやすく説明してくれ、「積み立て投資で負けたらどうしよう」というような日本に根強くある「投資はギャンブル」という不安を拭い去ってくれます。

    ただ他の方も書かれているように、何度か同じような内容が出てくるのがくどく感じました。

  • つみたて投資の価値も「安心感」です。下がった時の安心や、続ける時の安心です。

  • 同じようなことが何回か書かれていて、あれ?このページさっきも読んだかもしれない、って思うことが何度もありました

  • やはりつみたてが安心ってことね。

  • 様々な状況を加味しての上での議論はとても興味深い。
    こういった知識が今までたりなかったのはたしか。

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著者プロフィール

1981年、埼玉県生まれ。2000年、県立浦和高校卒業。2005年、信州大学経済学部卒業後、証券会社に勤務。自分と同じ資産形成層でも取り組みやすい「つみたて投資(ドルコスト平均法)」の研究に従事。これまでほとんど説明されてこなかった「つみたて投資」の特徴の体系化に成功。
独立後、全国で多数の講演や、雑誌などへの連載を通じて、「つみたて投資」の魅力を伝える。また、銀行、証券会社、運用会社、保険会社、信用金庫、労働金庫等の金融機関に対して、「つみたて投資」の伝え方をコンサルティング・指導する。
著書に、『積立投資のすべて』(パンローリング)、『半値になっても儲かる「つみたて投資」』(講談社+α新書)がある。

「2015年 『終わりで大きく儲かる「つみたて投資」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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