実録・自衛隊パイロットたちが目撃したUFO 地球外生命は原発を見張っている (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062728751

作品紹介・あらすじ

東日本大震災を予言し、ベストセラーになった前作に、大幅に新情報を加筆! 新書版で読みやすい編成と価格に。
 航空自衛隊の空将まで登り詰め、飛行時間3800時間を誇った元戦闘機パイロットによる、渾身のノンフィクション!
 UFOを目撃した部下が処分を受けたことから調査を始めた著者は、退役後も現役パイロットたちから情報を集め続ける……すると、その証言の数たるや100以上にのぼった。
 「UFOはなぜ原子力発電所の近くに飛来するのか」など、自衛官ならではのまったく新しい視点から「未知との遭遇」を描く最新作!

感想・レビュー・書評

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  • 著者は元空将、閣下である。それだけで、正直ちょっと緊張してしまうのだが、内容は正直肩透かしだった。「実録・自衛隊パイロットたちが目撃したUFO」とのタイトル通り、自衛隊パイロットの方々が公私において体験されたUFOに関する事象がまとめられている。一方で、日本にキリストの墓があるとか、原子力発電の付近にUFO事例が頻発するとかいう、所謂オカルトの王道的なエッセンスが織り交ぜられており、せっかくの両素材を毀損しているように感じた。ここは、自衛官の方々が公務において体験された未確認飛行物体に関するエピソードを、客観的にまとめることに集中された方がよかったのではないかと感じた。

  • サブタイトルは「地球外生命は原発を見張っている」。著者の佐藤氏は、元自衛隊空将・南西航空混成団司令です。素人にも、要職に就かれていた方なのだなあ、とわかります。前半はタイトルの通り、自衛隊航空部隊関連のUFO遭遇、目撃話で、それらを読んでいると、スクランブル発進をふくめた、「空」の事情を垣間見ることになります。戦闘機で飛ぶ「空」って、こんな世界なのだなあ、思っていたよりもずっと何かある世界だなあと思いました。それは、空の風景もそうなのですが、空間識失調と呼ばれる、右旋回なのか左旋回なのか、はたまた夜間では、逆さにに飛んでいるのかまともに飛んでいるのか、その区別・認識がなくなる状態に陥ることもあるそうで、地上でふつうに生活しているひとは経験しない状態が「空」にはあります。また、未確認飛行物体(UFO)は、有史以来、かつてない多くの人間が空を飛んだ第二次世界大戦中にも「フー・ファイター(幽霊飛行機)」と呼ばれながら存在したそうです。空には先客がいた、そんな印象を受けますね。後半は、UFOの歴史や海外のトピックについて書いてあります。著者は、「未確認飛行物体(UFO)=宇宙人の乗り物」だとは決して決めつけておらず、そういった態度で、でも、事実をできるだけそのままの形で伝えようとペンをとってくれている感覚なんです。そして、肯定派ではありますが、否定派を排除するスタンスではないです。そこはあとがきでも触れらていますが、肯定派も否定派も、もっと言えば現代人は、自分の信じることや考えることと違うことに対して、排除的だったり排他的だったりし、それによって、謙虚に相手に耳を向けて真実を探求しようという姿勢に欠けている、と言っている。そこはなるほど、その通りだなあと膝を打ちました。UFOに限らず何事も、ですよね。

  • UFOと核がキーワード

  • 東日本大震災を予言し、ベストセラーになった前作に、大幅に新情報を加筆。空自衛隊の空将まで登り詰め、飛行時間3800時間を誇った元戦闘機パイロットによる、渾身のノンフィクション! UFOを目撃した部下が処分を受けたことから調査を始めた著者が得た100を超える証言の数々……「UFOはなぜ原発の近くに飛来するのか」など、自衛官ならではのまったく新しい視点から「未知との遭遇」を描く最新作!

  • 話題になっていたので読んでみたのだが、自衛隊のパイロット云々なんかはどーでもイイような、単なるUFOに関するありきたりな読み物だった。

  • 自衛隊の元パイロットが、同じ元自衛隊パイロットから集めたUFOについての証言と、著者のUFO論をまとめた本。UFO否定論でもなく、むやみに宇宙人の乗り物としていない、冷静な考察が良い。UFO=宇宙人の乗り物ではなく、あくまでも未確認飛行体である、と繰り返し述べている。

  • …。
    全体的に散漫な印象。
    「東日本大震災で福島第一原子力発電所が被災したときには、大津波の上空に多数のUFOが飛び交っているシーンが、CNNをはじめ世界中のメディアによって報道されました」(p245)とあるが…。

  • 自身の体験も含め自衛隊パイロットの証言を元にしたUFO論で、世界でのUFO議論等も紹介。単なる目撃談ではなく、UFOによる地球への警鐘にまで議論を掘り下げる。

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著者プロフィール

佐藤守(さとう・まもる)

 1939年、樺太に生まれる。元自衛隊空将。1959年、防衛大学校に入校(防大7期)。1963年、同校航空工学科を卒業し、航空自衛隊幹部候補生学校に入校。1966年、同校戦闘機課程を卒業し、第8航空団第10飛行隊(築城基地)に入隊。1975年、外務省国際連合局軍縮室に出向。1980年、第7航空団第305飛行隊(百里基地)隊長。1981年、航空幕僚監部防衛部防衛課。1987年、幹部学校教育部戦略教官。1990年、第3航空団司令兼三沢基地司令。1994年、第4航空団司令兼松島基地司令。1996年、南西航空混成団司令兼自衛隊沖縄連絡調整官。1997年、任務終了につき退官。飛行時間3800時間、乗機した戦闘機には、F86、F104、F4、F1、F15などがある。ロシア機・中国機へのスクランブルに対応するため現役中から諜報活動にも従事する。
 著書には、『金正日は日本人だった』『実録・自衛隊パイロットたちが目撃したUFO』(講談社)などがある。

「2017年 『宇宙戦争を告げるUFO 知的生命体が地球人に発した警告』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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