- Amazon.co.jp ・本 (677ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062731843
作品紹介・あらすじ
人狼城殺人事件の怪異に満ちた謎のすべてが、名探偵・二階堂蘭子の冷徹な論理によってついに解き明かされる。死屍累々たる惨劇の舞台"人狼城"で、蘭子を迎えた真犯人とは?その想像を絶する殺人動機とは?そして不可能を可能ならしめた驚天動地の大トリックとは!?本格推理小説の金字塔、華麗なる完結。
感想・レビュー・書評
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文庫本で2587ページ。
いや〜、長かった。けど、こってりミステリーを3作読んだ気持ちになれるのでお得かな。
ずっと読みたかったので、満足度は最高に高い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ついに読了!満足度高い!城の謎すごすぎ、鳥肌。後半のやりとりも重みがあってよいですね。この作者は本当に博識だ。
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鮮やかなまでの謎解き&伏線回収。このトリックはまさに脱帽。個人的には二階堂黎人作品で最高傑作。
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「ナポレオンではありませんけど、人間には不可能などありませんわ。あるのは、不可能と思い込む己の心のひ弱さだけです。不可能とは、自己に限界を課す愚かな人間の言い訳にすぎません」
2019/6/16読了。
――Amazonやブックオフオンラインを検索しまくり、いまや絶版状態の四部作を買い集めた。密室をはじめとするトリックてんこ盛りなのは非常に満足だったが、オマージュなのか、グリモ―教授にメイルジャアという、ディクスン・カー作品の登場人物の名前を出しながら、作品そのものにも言及している世界観の曖昧さがやや不満。しかも、21歳の小娘が放ったこの自信満々発言、自分なら冗談でも言う勇気が出ませんわ。 -
ようやくの完結編。読み終わった感想としては、長さに見合っただけの驚きはある。特に一番大掛かりなメイントリックは、まさに奇想と呼ぶにふさわしく、必見。他の不可能殺人のトリックも、一つ一つで長編が書けてしまいそうな素晴らしい出来栄え。ミステリファンなら一度は読むべき傑作と言って良いのではないだろうか。
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4+
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年末年始の繁忙期で細切れ読書になってしまったのが悔やまれます。読み手としては実際の現場を見ないうちから蘭子が次々と披露していくことにただただついていくしかありません。城の秘密に関してはふと思いついたものかもしれませんが、これだけの大掛かりな事件を疎漏なく作り上げた作者には感嘆を覚えます。世界一の長さにふさわしく内容もしっかりと読み応えのあるものでした。あとがきや解説まで含めてしっかりと楽しみました。確かに長いのですが他の蘭子シリーズよりは読みやすいので本格好きの方は是非。
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ハーメルンの笛吹き男やナチスの秘密研究など、単なる殺人事件ではない所が深過ぎました。深過ぎてちょっとおいてきぼりにされました(笑)最初のグロテスクなシーンはぱっと見で嫌な予感がしたので、飛ばしました。シリーズ物だからこそ許容できる終わり方でしたが、次はもうないかな。とりあえずおなかいっぱいです。
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世界最長ミステリーの記録はまだ破られてないのでしょうか。全編通して私的には、満足行く内容でした。密室の謎が全て、ちゃんと解かれたのいいですね。しかしあとがきは言い訳めいていて読んでちょっといらないと思ってしまった。