自選ショート・ミステリー (講談社文庫 に 6-44 ミステリー傑作選 特別編 5)

著者 :
制作 : 日本推理作家協会 
  • 講談社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062731874

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  • 国内のミステリ作家が自ら選んだマイ・ベスト・ショート・ショートを集めたアンソロジー作品『ミステリー傑作選・特別編〈5〉自選ショート・ミステリー』を読みました。
    ちょっとした時間の暇つぶしにピッタリな作品集です。

    -----story-------------
    「赤川次郎」から「皆川博子」まで、現代日本を代表する33名の作家が、自ら選んだマイ・ベスト・ショート・ショート。
    本格推理から幻想譚、恋愛ミステリーにホラー等々、どこから読んでも面白い、何度読んでも愉しめる、絶対お得な超豪華アンソロジー。
    単行本未収録作品を多数収めた永久保存版。〈文庫オリジナル〉
    -----------------------

    作家自選によるショート・ミステリ33篇が収録されています。

     ■会話(赤川次郎)
     ■今夜も笑ってる(乃南アサ)
     ■怪盗道化師 第三話 影を盗む男(はやみねかおる)
     ■不幸せをどうぞ(近藤史恵)
     ■若いオバアチャマ(佐野洋)
     ■ロマンチスト(井上雅彦)
     ■紙の妖精と百円の願いごと(水城嶺子)
     ■ハードロック・ラバーズ・オンリー(有栖川有栖)
     ■ラッキーな記憶喪失(森奈津子)
     ■恐ろしい窓(阿刀田高)
     ■眼(北村薫)
     ■三通の短い手紙(大谷羊太郎)
     ■まえ置き(夏樹静子)
     ■遺伝子チップ(米山公啓)
     ■盗聴(浅黄斑)
     ■コルシカの愛に(藤田宜永)
     ■ストライク(日下圭介)
     ■牛去りしのち(霞流一)
     ■青い軌跡(川田弥一郎)
     ■迷路列車(種村直樹)
     ■椰子の実(飯野文彦)
     ■黄昏の歩廊にて(篠田真由美)
     ■砂嵐(皆川博子)
     ■二塁手同盟(高原弘吉)
     ■階段(倉阪鬼一郎)
     ■熟柿(北方謙三)
     ■白樺タクシーの男(土屋隆夫)
     ■新・探偵物語 失われたブラック・ジャックの秘宝(小鷹信光)
     ■トロイメライ(斉藤伯好)
     ■2001年リニアの旅(石川喬司)
     ■首化粧(鈴木輝一郎)
     ■隣の夫婦(左右田謙)
     ■決闘(逢坂剛)

    本格モノから幻想譚、恋愛ミステリーにホラー等々… バラエティに富んだ作品が収録されていましたね、、、

    そんな中で印象に残ったのは、

    他人の会話… 気になりますよねー と改めて思った「赤川次郎」の『会話』、

    オチはある程度想像できるけど怖いなー と感じた「近藤史恵」の『不幸せをどうぞ』、「大谷羊太郎」の『三通の短い手紙』、「川田弥一郎」の『青い軌跡』、「飯野文彦」の『椰子の実』、

    こんなお守りないかなー 欲しくなった「水城嶺子」の『紙の妖精と百円の願いごと』、

    巧いなー 轟音と耳、予知能力と記憶喪失、ボールを取ったかグラブを外したか、首を奪われたのは… 等々、「有栖川有栖」の『ハードロック・ラバーズ・オンリー』、「森奈津子」の『ラッキーな記憶喪失』、「日下圭介」の『ストライク』、「鈴木輝一郎」の『首化粧』、

    嬉しいような、哀しいような「浅黄斑」の『盗聴』、「石川喬司」の『2001年リニアの旅』、

    ですかねー たまには肩の力を抜いて読めるショート・ミステリも良いですね… これまでに読んだことのない作家さんのことも知ることができたし、収穫のあった一冊でした。

  • 知っている作家も未知の作家もあり。なかなか楽しめた。新探偵物語発掘の途上のこと。

  • 33人の作家が自ら選んだショートストーリー。今まで読んだ事のない作家さんと出会えた一冊。
    私は、種村直樹さんの迷路列車がすごく印象に残りました。最近さまざまな理由で電車事故が起きていますが、この作品を読んで、日本の電車の復旧の速さ、連携力が凄いか思い至りました。頑張れ鉄道!

  • 作者が自ら選んだショート・ショートを集めたアンソロジー。どの作品も完成度高いですね。楽しく読みました。

  • 会話:赤川次郎
    今夜も笑ってる:乃南アサ
    怪盗道化師(ピエロ)第三話 影を盗む男:はやみねかおる
    不幸せをどうぞ:近藤史恵
    若いオバアチャマ:佐野洋
    ロマンチスト:井上雅彦
    紙の妖精と百円の願いごと:水城嶺子
    ハードロック・ラバーズ・オンリー:有栖川有栖
    ラッキーな記憶喪失:森奈津子
    恐ろしい窓:阿刀田高
    眼:北村薫
    三通の短い手紙:大谷羊太郎
    まえ置き:夏樹静子
    遺伝子チップ:米山公啓
    盗聴:浅黄斑
    コルシカの愛に:藤田宜永
    ストライク:日下圭介
    牛去りしのち:霞流一
    青い軌跡:川田弥一郎
    迷路列車:種村直樹
    椰子の実:飯野文彦
    黄昏の歩廊にて:篠田真由美
    砂嵐:皆川博子
    二塁手同盟:高原弘吉
    階段:倉阪鬼一郎
    熟柿(じゅくし):北方謙三
    白樺タクシーの男:土屋隆夫
    新・探偵物語 失われたブラックジャックの秘密:小鷹信光
    トロイメライ:斉藤伯好
    2001年リニアの旅:石川喬司
    首化粧(くびけわい):鈴木輝一郎
    隣りの夫婦:左右田謙
    決闘:逢坂剛

    3分の1の作家しか知らなかった。
    未知の作家の作品に始めて触れることができた。

  • 暇つぶし用ってとこかな

    作品の当たりはずれが大きい

  • う~ん、通勤時の暇つぶしにはなりましたが、それ以上でもそれ以下でもない感じ。全体的に暗いものが多かった気がする。自分の中のベスト3は、「紙の妖精と百円の願いごと」「迷路列車」「2001年リニアの旅」かな…

  • 「眼」北村薫 (『1950年のバックトス』に収録)

  • 33人分の作品があるから新たな作家の開拓にでも。
    近藤史恵の「不幸せをどうぞ」
    浅黄斑の「盗聴」
    高原弘吉の「二塁手同盟」
    が好きかなー。

  • (収録作品)会話(赤川次郎)/今夜も笑ってる(乃南アサ)/怪盗道化師 第三話 影を盗む男(はやみねかおる)/不幸せをどうぞ(近藤史恵)/若いオバアチャマ(佐野洋)/ロマンチスト(井上雅彦)/紙の妖精と百円の願いごと(水城嶺子)/ハードロック・ラバーズ・オンリー(有栖川有栖)/ラッキーな記憶喪失(森奈津子)/恐ろしい窓(阿刀田高)/眼(北村薫)/三通の短い手紙(大谷羊太郎)/まえ置き(夏樹静子)/遺伝子チップ(米山公啓)/盗聴(浅黄斑)/コルシカの愛に(藤田宜永)/ストライク(日下圭介)/牛去りしのち(霞流一)/青い軌跡(川田弥一郎)/迷路列車(種村直樹)/椰子の実(飯野文彦)/黄昏の歩廊にて(篠田真由美)/砂嵐(皆川博子)/二塁手同盟(高原弘吉)/階段(倉阪鬼一郎)/熟柿(北方謙三)/白樺タクシーの男(土屋隆夫)/新・探偵物語―失われたブラック・ジャックの秘宝(小鷹信光)/トロイメライ(斉藤伯好)/2001年リニアの旅(石川喬司)/首化粧(鈴木輝一郎)/隣の夫婦(左右田謙)/決闘(逢坂剛)

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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