密室+アリバイ=真犯人 (講談社文庫 に 6-46 ミステリー傑作選 40)
- 講談社 (2002年2月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (419ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062733168
感想・レビュー・書評
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本自体のタイトルからして、密室とかアリバイに関係したアンソロジーかと思ったら、1話目から密室にもアリバイにも真犯人にも関係ない話で、あれ? てなった。
いや、かなり、アレッ!!?? てなる。
えっ!!!??? てなる。
密室関係ない!!
アリバイとか全然関係ない!! てなる。
ずっと。
以下、それぞれのお話の個人的感想。
○石塔の屋根飾り(森博嗣)【★ ★ ★ ★ ☆】
おもしろかったけど、いわゆる「ミステリ」ていうよりクイズて感じだった。
相変わらずキャラが意味不明。
○永遠縹渺(黒川博行)【★ ★ ★ ☆ ☆】
興味のないジャンルすぎて、途中は読み飛ばした。最後の謎が解けたところはおもしろかった。
途中いらないけど(なくても分かるという意味で)、そこがあるから、人間の何かがある的な感じでおもしろくなったのかな。
私にはどうでもよかったけど。
あと、タイトルの意味が分かんなかった。
○時効を待つ女(新津きよみ)【★ ★ ★ ★ ★】
謎解き感もあって、おもしろかった。
話としてはおもしろかったけど、倫理的にこれでいいのかという気にもなる。罪を償う的な意味で。
○部下(今野敏)【★ ★ ★ ☆ ☆】
いや、話としてはすごくおもしろかった。
全然嫌なところもないし、すごいおもしろかったけど、謎解きを求めると、どこに?? て気になる。
○眠れない夜のために(折原一)【★ ★ ★ ☆ ☆】
多分、ストーリー的にはこれでいいんだと思うけど、後味があんまよくない。
そういうのが好きな人なら嫌じゃないだろうけど、私はあんまりすっきりした気持ちで読めなかった。
○お嬢様出帆(若竹竹海)【★ ☆ ☆ ☆ ☆】
わけ分かんなくて、途中で読むのをやめました。
いや、この方の作品、以前別の本でちょっと読み掛けて、わけ分かんないなぁ…て感じてたんです。
で、今回リベンジしようとしたんですけど、あっけなく敗れました。
○遠い窓(今邑彩)【★ ☆ ☆ ☆ ☆】
出だしから、現実世界ではあり得ない現象とか起きてて、読む気がしなくて、2,3ページ読んでやめました。
最後まで読んだら現実的なストーリーになるのかもしれなかったけど、正直意味分かんなかったんで、無理しませんでした。
○獣の記憶(小林泰三)【★ ☆ ☆ ☆ ☆】
2ページ目からわけ分かんなくて。
このお話に辿り着くまでの作品で大分疲れていたのもあって、何かもう読む気がしなくてやめました。
○独占インタビュー(野沢尚)【★ ☆ ☆ ☆ ☆】
ちょっとがんばったけど、やっぱ何かよく分かんないし、無理して読まなくてもいっか、て思って、ちょっと読んでやめました。
何か全体的に、わけ分かんない話が多かった。
この本自体のタイトルに騙されたー。
全然いい意味でなく騙されたー。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
題名と中身はあまり関係ないですね。
新しく好きな作家さんを見つけようとおもい、いろんな作家さんの入っている短編集を読んでみた。黒川博行参と野沢尚さん若竹七海さんがおもしろかった。 -
推理小説年鑑1999-1(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/1824429.html)
(収録作品)石塔の屋根飾り(森博嗣)/永遠縹渺(黒川博行)/時効を待つ女(新津きよみ)/部下(今野敏)/眠れない夜のために(折原一)/お嬢様出帆(若竹七海)/遠い窓(今邑彩)/獣の記憶(小林泰三)/独占インタビュー(野沢尚) -
こういう1冊で何度も美味しい短編集はいいですよね〜〜
どれも手ごたえアリ!
これはシリーズが40冊以上も出てるらしいので
順次いろいろ読んでみよ〜っと -
手に汗握るミステリー9作品収録。
「野沢尚」「赤竹七海」など。 -
今野敏の安積警部に惚れました。