密室+アリバイ=真犯人 (講談社文庫 に 6-46 ミステリー傑作選 40)

著者 :
制作 : 日本推理作家協会 
  • 講談社
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本棚登録 : 77
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (419ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062733168

感想・レビュー・書評

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  •  本自体のタイトルからして、密室とかアリバイに関係したアンソロジーかと思ったら、1話目から密室にもアリバイにも真犯人にも関係ない話で、あれ? てなった。
     いや、かなり、アレッ!!?? てなる。
     えっ!!!??? てなる。
     密室関係ない!!
     アリバイとか全然関係ない!! てなる。
     ずっと。

     以下、それぞれのお話の個人的感想。

    ○石塔の屋根飾り(森博嗣)【★ ★ ★ ★ ☆】
     おもしろかったけど、いわゆる「ミステリ」ていうよりクイズて感じだった。
     相変わらずキャラが意味不明。

    ○永遠縹渺(黒川博行)【★ ★ ★ ☆ ☆】
     興味のないジャンルすぎて、途中は読み飛ばした。最後の謎が解けたところはおもしろかった。
     途中いらないけど(なくても分かるという意味で)、そこがあるから、人間の何かがある的な感じでおもしろくなったのかな。
     私にはどうでもよかったけど。
     あと、タイトルの意味が分かんなかった。

    ○時効を待つ女(新津きよみ)【★ ★ ★ ★ ★】
     謎解き感もあって、おもしろかった。
     話としてはおもしろかったけど、倫理的にこれでいいのかという気にもなる。罪を償う的な意味で。

    ○部下(今野敏)【★ ★ ★ ☆ ☆】
     いや、話としてはすごくおもしろかった。
     全然嫌なところもないし、すごいおもしろかったけど、謎解きを求めると、どこに?? て気になる。

    ○眠れない夜のために(折原一)【★ ★ ★ ☆ ☆】
     多分、ストーリー的にはこれでいいんだと思うけど、後味があんまよくない。
     そういうのが好きな人なら嫌じゃないだろうけど、私はあんまりすっきりした気持ちで読めなかった。

    ○お嬢様出帆(若竹竹海)【★ ☆ ☆ ☆ ☆】
     わけ分かんなくて、途中で読むのをやめました。
     いや、この方の作品、以前別の本でちょっと読み掛けて、わけ分かんないなぁ…て感じてたんです。
     で、今回リベンジしようとしたんですけど、あっけなく敗れました。

    ○遠い窓(今邑彩)【★ ☆ ☆ ☆ ☆】
     出だしから、現実世界ではあり得ない現象とか起きてて、読む気がしなくて、2,3ページ読んでやめました。
     最後まで読んだら現実的なストーリーになるのかもしれなかったけど、正直意味分かんなかったんで、無理しませんでした。

    ○獣の記憶(小林泰三)【★ ☆ ☆ ☆ ☆】
     2ページ目からわけ分かんなくて。
     このお話に辿り着くまでの作品で大分疲れていたのもあって、何かもう読む気がしなくてやめました。

    ○独占インタビュー(野沢尚)【★ ☆ ☆ ☆ ☆】
     ちょっとがんばったけど、やっぱ何かよく分かんないし、無理して読まなくてもいっか、て思って、ちょっと読んでやめました。


     何か全体的に、わけ分かんない話が多かった。
     この本自体のタイトルに騙されたー。
     全然いい意味でなく騙されたー。

  • 最近ミステリづいてるので短編推理小説のアンソロジーにも手を出してみる。
    タイトルから密室殺人特集なのかと思ったけど、別段そんなことはなかった。

    とはいえ、なかなか秀作ぞろいな感じで十分楽しめた。

    お気に入り度は「獣の記憶」が一番。
    次が「お嬢様出帆」で「時効を待つ女」がその次くらい。

  •   題名と中身はあまり関係ないですね。
     新しく好きな作家さんを見つけようとおもい、いろんな作家さんの入っている短編集を読んでみた。黒川博行参と野沢尚さん若竹七海さんがおもしろかった。

  • 推理小説年鑑1999-1(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/1824429.html)
    (収録作品)石塔の屋根飾り(森博嗣)/永遠縹渺(黒川博行)/時効を待つ女(新津きよみ)/部下(今野敏)/眠れない夜のために(折原一)/お嬢様出帆(若竹七海)/遠い窓(今邑彩)/獣の記憶(小林泰三)/独占インタビュー(野沢尚)

  • こういう1冊で何度も美味しい短編集はいいですよね〜〜
    どれも手ごたえアリ!
    これはシリーズが40冊以上も出てるらしいので
    順次いろいろ読んでみよ〜っと

  • 手に汗握るミステリー9作品収録。
    「野沢尚」「赤竹七海」など。

  • 今野敏の安積警部に惚れました。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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