どんどん橋、落ちた (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 2684
感想 : 277
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062735728

作品紹介・あらすじ

ミステリ作家・綾辻行人に持ち込まれる一筋縄では解けない難事件の数々。崩落した"どんどん橋"の向こう側で、殺しはいかにして行われたのか?表題作「どんどん橋、落ちた」や、明るく平和なはずのあの一家に不幸が訪れ、悲劇的な結末に言葉を失う「伊園家の崩壊」など、五つの超難問"犯人当て"作品集。

感想・レビュー・書評

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  • 連作短編集です。
    犯人当てのお話ですが、ちょっと難しいかと思いました。漢字一つで違う考えに至る様は、作者の思い通りでしょう。
    騙されまくりでした。


    無理、無理……。犯人を当てるなんて!
    全神経を集中して推理しても、犯人を決められない究極の中短編集

    ミステリ作家・綾辻行人に持ち込まれる一筋縄では解けない難事件の数々。崩落した〔どんどん橋〕の向こう側で、殺しはいかにして行われたのか?
    表題作「どんどん橋、落ちた」や、明るく平和なはずの“あの一家”に不幸が訪れ、悲劇的な結末に言葉を失う「伊園家の崩壊」など、5つの超難問“犯人当て”作品集。

  • 読みやすい五話の短編集。第五話の意外な犯人は、犯人当てが簡単でした。その他の話もユニークな内容で、全体的にあっさりしてました。

  • 読者への挑戦状が盛り込まれた短編集。
    全くもって分かりませんでしたが、そのトリックは、全て面白いものでした。
    しっかり本格ミステリィだったのかもしれません。

  • 短編集。
    読んだのは……図書館だったかな?

  • 犯人当てを楽しむ小説。論理立てて突き詰めていく様は気持ちよかった。
    重い暗いミステリー読んだあとに軽めのものを読みたいときにオススメです。

  • 短編五話から成る短編集。
    4.5話の話はトリックがわかったけれど、1〜3話は騙された。
    1〜3のうち、個人的には2話のトリックはあまりスッキリしなかったけれど、見破ることは難しいトリックばかりだと思う。
    叙述トリックがあるとわかっていても騙されてしまい、さすが綾辻さんの作品だと感じた。

  • 5編からなる「犯人当て」作品集。

    作家・綾辻行人のもとにU君が原稿を持ち込む。題名は「どんどん橋、落ちた」。
    犯人当てに挑む綾辻先生。結果は?

    どの話にもあっと驚くネタが仕込まれていた。
    「伊園家の崩壊」にはつい笑ってしまった。

  • K図書館
    5編からなる短編、犯人あて
    犯人あてゲームが好きな人はアリバイの有無を見つけたりして楽しいかも

    順番通りにお読みくださいとある
    何か裏があるのか?と思ったが特になかった
    ちょっと不発だった

    《目次》
    どんどん橋、落ちた
    ぼうぼう森、燃えた
    フェラーリは見ていた
    伊園家の崩壊
    意外な犯人

  • 綾辻行人のミステリ中短篇集『どんどん橋、落ちた(英題:Dondon Bridge Is Falling Down)』を読みました。
    綾辻行人の作品は、2年半くらい前に読んだ『黒猫館の殺人 <新装改訂版>』以来なので久し振りですね。

    -----story-------------
    無理、無理……。犯人を当てるなんて!
    全神経を集中して推理しても、犯人を決められない究極の中短編集

    ミステリ作家・綾辻行人に持ち込まれる一筋縄では解けない難事件の数々。
    崩落した〔どんどん橋〕の向こう側で、殺しはいかにして行われたのか?
    表題作「どんどん橋、落ちた」や、明るく平和なはずの“あの一家”に不幸が訪れ、悲劇的な結末に言葉を失う「伊園家の崩壊」など、5つの超難問“犯人当て”作品集。
    -----------------------

    1992年(平成4年)6月号から1999年(平成11年)に発表されたフーダニット(犯人当て)の中短篇5作品が収録されています… 綾辻行人の作品は館シリーズしか読んだことがなかったので愉しみですね。

     ■第一話 どんどん橋、落ちた
     ■第二話 ぼうぼう森、燃えた
     ■第三話 フェラーリは見ていた
     ■第四話 伊園家の崩壊
     ■第五話 意外な犯人
     ■文庫版あとがき
     ■解説 篠原美也子

    ミスター新本格・綾辻行人が読者に挑戦する究極のフーダニット! 奥深い“本格の魔道”へようこそ! 究極のフーダニットか、袋小路への道標か、、、

    ミステリ作家・綾辻行人のもとに持ち込まれる難事件の数々! 落ちた〔どんどん橋〕の向こう側で、燃える〈ぼうぼう森〉の中で、殺人はいかにして行なわれたのか?(『どんどん橋、落ちた』、『ぼうぼう森、燃えた』) “明るく平和な”あの一家を次々と不幸が襲い、ついに最悪の犠牲者が!(『伊園家の崩壊』) ほか、全5篇… 勃発する難事件の”犯人”は誰か? 超絶技巧がちりばめられた5つの超難問に挑め! 

    読者の嗜好によって評価が大きく分かれる作品でしょうねー バカバカしいと呆れる読者も多いと思いますが、私は好きですね… 面白かった、、、

    特に『どんどん橋、落ちた』、『ぼうぼう森、燃えた』はねー 犯"人"当てじゃないですからね… 『フェラーリは見ていた』も気持ちよく騙されましたね、フェラーリと言えば、やっぱフェラーリしか思い浮かばないですからね。

    ネタバレになるから内容に触れられないのが残念! 先入観というか、思い込みというか… 最近よく使う言葉だとアンコンシャス・バイアスにも通じる内容でした、、、

    気持ちよく騙される… 叙述トリックの極みとも言える作品ですね。

  • 最初の2話は面白かったし、確かに映像化できない叙述トリック。でも3話目からだんだんキツくなってきて、4話目はこれでもかの不幸の仕打ちになんかやり過ぎな気がして、ファンタジー要素というか「あちら」「こちら」という無理な設定もちょっと…。5話目は犯人が分かってしまったけど、名前言わないとダメとかそこまで必要だったのだろうか?
    途中途中ある、ミステリー書く上での掟みたいなのがしつこくなってきて、そんな何度も要らないと思ってしまった。単純な犯人当ての短編で良かったのに…
    あと、終わり方も難しいや。

    全体を通して、動物虐待ものはやはり辛い。
    途中出てきたU山さん、迷路館ではちょっとカッコよく書かれてるのに、実在の彼はこんな感じなのガッカリ(これも物語上の演出だとは思うけどw)
    「安くで」って方言なのか。意味分からなくて調べた。

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著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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