どんどん橋、落ちた (講談社文庫)

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著者 : 綾辻行人
  • 講談社 (2002年10月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062735728

どんどん橋、落ちた (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • どんどん橋、落ちた
    ぼうぼう森、燃えた
    フェラーリは見ていた
    伊園家の崩壊
    意外な犯人

    ある夜、突然やってきたU君。
    この物語の犯人はわかりますか?

    犯人当ての短編集。
    うーん、物語重視の私はトリックと犯人がわかるだけのゲームみたいなものは苦手だった。
    それにどれも早々にわかってしまうし。
    登場人物の名前にけっこう影響されちゃうんだな、小説って。
    伊園家もこれ、伊園さんにする理由がよくわからなかったし。
    このごろ日曜日のあの番組、誤魔化すために嘘を重ねていくことが多くて子供と観るのが辛くなってるんだけど。
    それでもこの内容はどす黒くてどんな恨みが?
    ご本人のあとがきと篠原美也子さんの解説でそういうことか、とちょっと納得したかな。
    それにしても、U君はいったい誰なのー?
    わからないの私だけ?

  • 最初の話で引っかからなければあとの犯人当てもいけると思います!
    あと、よくある都市伝説のサザエさんの元ネタはどう見てもこれかなーって感じですね。2パターンくらいあると思いますけど、その内の一つ。
    どの話もおもしろいのですが、SS推理ものそれも犯人当てってなると感情移入しやすいキャラがいないっていうのがセオリーでして、それはちょっとっていう人はたぶん伊園家が一番読みやすいんじゃないかなって思います。
    キャラは厳密には違いますが、名前だけでキャラや周囲のイメージがしやすい分、読みやすいと思います。
    あと、最初の注にあるように、順番に読むのがオススメです。

  • 綾辻さんに突きつけられる、五つの挑戦状。

    ◆どんどん橋、落ちた
    仕事できゅうきゅうしていた綾辻さんの元に、謎の青年が現れる。
    青年は綾辻さんに、彼が作った犯人当て小説を渡してきた。

    とある村に、通称「どんどん橋」がある。
    橋の向こう側にある崖の下で、一人の少年が死んでいた。
    少年は何者かによって、突き落とされたらしい。

    犯人は猿でした。
    どうして第一妻や第二妻がいるのだろうとは思いましたが、正体が猿ならば納得。

    ◆ぼうぼう森、燃えた
    「どんどん橋」のエピソードから二年が経って、再び青年が現れます。
    今回は、「ぼうぼう森」に住む犬達の話です。

    山火事が起きた中で、ボス犬が殺される。
    ボス犬にソックリな犬には青いペンキが、ボス犬には怪我による血がついていた。
    それによって、色の区別がつくタケマル(犬に育てられた少年)が犯人だと確定される。

    また、騙された(笑)
    確かに、タケマルが犬とは書いていませんね。
    この犯人当て、とてもイラッとします。

    ◆フェラーリは見ていた
    綾辻さんは、編集者・U山さんの別荘にお邪魔していた。
    U山さんの奥さんから、猿殺害事件の話を聞く。

    さすがに前作二つのオチを見せられると、フェラーリ=馬なのは分かりますよ。
    「犯人も分かったぜ☆」と思っていたら、通りすがりの子供の仕業ですか。
    一筋縄ではいきませんねえ(笑)

    ◆伊園家の崩壊
    綾辻さんは知り合いの小説家から、とある一家で起きた殺人事件の真相を解いて欲しいと頼まれる。
    サザエさんを思わせる面々ですね(笑)

    1992年辺り(長谷川町子さんが亡くなった年?)に止まった時が流れ出した伊園家は、家を改築して以来、家庭が崩壊してゆく。
    母・常は狂死し、そのショックで父・民平は酒とギャンブルに溺れて死ぬ。
    笹枝はジャンキーになって、夫・松夫は浮気に走っていた。
    弟・和男は不良になって、妹・若菜は下半身付随になってしまう。
    息子・樽夫は苛めに遭っていて、イトコの子供・育也は知能遅れの上、動物虐待をしていた。
    都市伝説などで聞いたサザエさん最終回の図みたいです(渇笑)

    ある日、笹枝が殺されて、その夜に若菜が死んでしまう。
    笹枝が殺された時、ペットの猫・タケマルも毒殺されていた。

    オチは、笹枝と若菜は共に自殺。
    タケマル殺しの犯人は、毒の効果を試した若菜だった。
    その後、一家全員、悲惨な死を迎えてしまう。
    後味悪過ぎです。

    ◆意外な犯人
    またまた、青年が現れる。
    今回は、綾辻さん原作のドラマをダビングしたビデオを持ってきていた。

    ビデオテープという辺りに、時代を感じます。
    このドラマは、関西オンリーで実際に流れたようです。

    犯人はカメラマンで、それを演じていたのは綾辻さんとのこと。
    つまり、謎の青年は若かりし頃の綾辻さんということでOK?

  • 大好き

  • そんなのあり?をことごとく見せてくれます。

  • 本書を購入し、数ページ読んで
    「あ、これ以前に古本で買ったわ・・・」
    そして
    「途中で投げ出したやつだ・・・」

    二回目で、しかも新たに買ってしまったからには、最後まで読まねば。
    そう意気込んでみたもの、以前同様なかなか辛い物があった。

    とてもじゃないが、「やられた」とは思えなかった。
    「何だそれ」といった具合。

    「伊園家の崩壊」はパロディ元との差異が可笑しく、一番楽しめたか。

    全編を通して、筆者のファンの方でも、さすがにこれは厳しいのではなかろうか。

  • 「そこまでして人を引っかけたいか?」とも言いたくなるような作品集。

    ちゃんとこう書いてるからアンフェアじゃないですよ…という説明が言い訳がましく感じられたけど、こういう捻くれたミステリは嫌いじゃないので楽しめた。

  • 綾辻行人作品ではかなり好きな短編集。やっぱり綾辻行人好きです。
    最後のTVを文字に起こしたような話が好き。

  • こういう本に出会うと、自分の理解力や想像力の足りなさに絶望する。はっきりとした答えが書いてないものが苦手なのだ。もちろん、ソレを考える、というのが楽しみなのは分かっているが…分かっていてもジタバタしてしまう。ラストが…青年は…謎は尽きない。
    さて、犯人探し作品集の本作。ミステリー好きなら是非参加して欲しい素敵な作品集でした。あの一家は少しの間気づかず、急に気が付いた時はニヤリ。是非5問の謎解きに挑戦して下さい。

  • もともと動物のかかわる話が苦手だったのに加え、どうもすっきりしない読後感。なにかもうひと押し足りない感じ。事件そのものは面白かった。
    【購入本】

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どんどん橋、落ちた (講談社文庫)の作品紹介

ミステリ作家・綾辻行人に持ち込まれる一筋縄では解けない難事件の数々。崩落した"どんどん橋"の向こう側で、殺しはいかにして行われたのか?表題作「どんどん橋、落ちた」や、明るく平和なはずのあの一家に不幸が訪れ、悲劇的な結末に言葉を失う「伊園家の崩壊」など、五つの超難問"犯人当て"作品集。

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