秘められた伝言 下 (講談社文庫 こ 51-6)

  • 講談社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062738415

感想・レビュー・書評

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  • 最初から最後までの気分の平均値をとれば楽しかったと言えるとは思う。
    それは著者の技術か読ませるなぁというだけで、とにかく話の締めがどうにもいただけなかった。それを持ってつまらないとは言えないが、読んだぁーっていう心地よさとか爽快感は感じられなかった。

    売り方の問題だが、本書の内容で『日本を舞台に』って文句はおかしいと思った。読後の今となれば、読んで欲しいより、ただただ買って欲しいって思いしか伝わってこない。講談社〜って感じ。

    なんだかスッキリできなかった。語り口はとても良かったのだけど。

  • ランスロット(ランス)は田舎から来たオールダー家の長女に弟でありランスの旧友であるループを探してくれと頼まれた。弟はあなたの命の恩人でしょ?と。ループを探すにつれ縺れた糸がより縺れるように迷宮に迷い込んでいく。イギリスからドイツ、そして日本、アメリカと。とんでもない出来事との関係が語られる。1963年、アメリカ、ダラス。そうくるか!?

  • 4-06-273841-4 316p 2003・9・15 1刷

  •  行方不明になった幼馴染を探して、世界中を飛び回る話(ちょっと違うか/苦笑)
     一体、どーしたよ、ゴダード。なんていうか、さっぱり面白くないんですけど。人物が生きてないよ。もしかして訳のせいかなと思うが、それにしてもね。で、舞台に日本が出てくるし、日本人も出てくるせいか、会話がおいおいなのだ。確かに、日本人の英語って堅苦しいのかもしれないけど、だからってね。
     ゴダードって緻密な構成が魅力だったのに、それもない。
     まったく、どーしたよ…。

  • ゴダードにしては、いまいち。少し話しが安易な気がするし、ラストも冴えない。ちょっと執筆ペースを落とした方が良い気もする。

  • ランスはその家族に頼まれ失踪した幼馴染の友人ループを捜していた。<br>
    1963年はランスの生まれた年であり、彼らの近くでは大列車強盗が起こり、アメリカではJ・F・Kが暗殺された年。
    <br>ループが探していた物は何か?事件はランスの周囲に死者の数を増やしながら、ロンドンからベルリン、京都からサンフランシスコへ、そしてイギリスへと戻る。

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著者プロフィール

1954年英国ハンプシャー生まれ。ケンブリッジ大学で歴史を学ぶ。公務員生活を経て、’86年のデビュー作『千尋の闇』が絶賛され、以後、作品を次々と世に問うベストセラー作家に。『隠し絵の囚人』(講談社文庫)でMWA賞ペーパーバック部門最優秀賞を受賞。他の著作に、『還らざる日々』『血の裁き』『欺きの家』(すべて講談社文庫)など。

「2017年 『宿命の地(下) 1919年三部作 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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