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- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062738460
作品紹介・あらすじ
李朝白磁に始まった骨董狂い。他人のモノは、よく見える。他人のモノは、欲しくなる。東に珍品あれば、目を三角にして駆けつけ、西に迷品あれば、骨折した足をひきずってでも手に入れる。二転三転、贋作に泣き、掘り出し物に笑う。骨董に翻弄される快楽の日々を、当代一流のコピーライターが綴る傑作エッセイ。
感想・レビュー・書評
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初心者とか仰いますが、全然レベルは違いますですね。李朝だかの真贋鑑定が二転三転するのに思い切り振り回される哀愁がなかなか素敵です。下世話と言われようとも購入価格をはっきりと書いてくださったのも下々の者が読むには逆にすっきり。
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骨董にはまったコピーライターによる上質のエッセイ。
骨董初心者と言われても白州正子のサロンに出入りしているお方ですから
全然素人違いますけど。
美しいと思ったものを見たい知りたい感じたーい!
という欲とそれを所有したいという欲、
一体何が違うのか!?
所有欲は強い方なので最近考えてしまうわけです。
所有欲、ちょっとダウンさせた方が生きやすい?
少なくとも骨董には手を出さない方が良さげ?
でも素敵な物に出会ったら欲しくなっちゃうし?
この葛藤が欲というものの悩ましさ?
「目利き」という存在への憧れはつのる一方
文中に出てくる骨董の写真が載っているのもとっても嬉しいです。ニンニン。
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