本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062751834
感想・レビュー・書評
-
一応、『安楽椅子探偵』の系譜に入るのかな?
事件といえるかどうかわからない不思議な事象を、猫丸先輩がことごとく説明を付けていくという物語。
この手の小説では、自分の問題に解決を与えてくれるのだから、猫丸先輩に尊敬の念を抱いてもよいはずなのだが・・・自分がその立場になった場合に、ちょっと疎ましく感じるかもしれない。問題が解決されてうれしいのだが、別のもやもやが胸に残ってしまう。
むしろ、傍観者の立場で、問題を抱えた人と猫丸先輩のやりとりを、第三者として眺めるのは、おもしろいのかもしれない。
本書では6編を収録した短編集。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日常の違和感を普通だと気付かぬ切り口で解決、と言う感じの短編集。重い話は無いですね。どうも猫丸先輩と言うキャラに愛着が湧かず、この評価。