- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062752077
作品紹介・あらすじ
もう解りました。あなたの腹に巣喰っている大きな鼠の正体が
「もしやあの男――本気だったか」。不可解な呟きを残し、今度は老師の大西泰全が惨殺された。天下の険の懐深く入り込んだ捜査陣はなす術もない。空しく仙石楼に引き揚げた骨董屋の今川、カメラマンの鳥口、そして文士の関口。そこに待っていたのは京極堂による、典座(てんぞ)・桑田常信(くわたじょうしん)の「憑物」落としだった。
感想・レビュー・書評
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二人目の犠牲者が…
やっと京極堂登場です♪
次は拙僧が殺されると怯える坊主の憑き物落とし。
禅の何たるかを説く京極堂が素晴らしい…
が…難しいので分かった気になって読み進める笑
まだ何一つ解決しないまま二巻読了(゚-゚*;)(;*゚-゚) -
鵼の碑刊行記念に再読。
禅とは何か?が難しいけど、これをちゃんと読んでおかないと事件が何故起きたのかがわからない。 -
ぐいぐい引き込まれる。先が気になる。
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再読。
坊主たちに翻弄され(誰が誰だか混乱する)、
チマチマと読み進める。
「悟り」とは何ぞやのシーンで、
当時初めて本書を読んでいた頃、猛烈に悟るという事に
憧れていた事を思い出す。
関口くんのダメっぷりが余り見れず、少し残念。 -
再読。感想は全て読み終わってから。
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禅における悟り=自我の確立?
自在な精神のためにまずは全てを否定する。
禅の観点に立つと、芸術は作者の絶対的主観の表出に過ぎない。 -
箱根のお坊さん連続殺人事件の分冊第2巻。
山中に現れる振袖姿のお嬢ちゃんの謎も気になる。
しかし、京極さんのお話はいろいろとためになるなぁ!
十牛圖とか、サンプルまで載っていて良かったです♪
黒い牛さんが途中から白い牛さんになるとか、いろいろ考えたらこれだけで何日も楽しめそうです。
前々から禅には興味があったので、今回のお話はそのあたりの歴史とかにも詳しくなれて嬉しい。
禅寺には福井の永平寺さんをはじめ、各派の有名寺さんにはそれなりに行っているし…ね。
物語は、京極堂さんがこの巻の最後あたりで話に絡んできて、これからどうなるかな~って感じでした。
なんだか宇治にある黄檗宗の萬福寺さんに行きたくなってきたなぁ。
あのあたりは美味しいパン屋さんも多いんだよね! -
170117読了、分冊版の2冊目は
京極の憑き物落としがひと段落。
禅の概略がつかめる。
おおっと、声が出そうになりました。
意外なカッコよさ(笑)
言...
おおっと、声が出そうになりました。
意外なカッコよさ(笑)
言うときは言う子です^^