- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062752091
作品紹介・あらすじ
あるべきでないものは――矢張りない方がいい……発見なんかされなきゃ良かったんだ
「ああ云う場所はもう――これから先はなくなってしまうのだろうな」。京極堂は最後に独り言(ご)ちた。多くの仏弟子を次々に魔境へと拉(らっ)し去った妄念の寺が紅蓮の炎に包まれたとき、燃え落ちていく憑物の意外な正体が明らかになる。世界ミステリ史上もっとも驚くべき動機と犯人像を呈示した傑作、ここに完結。
感想・レビュー・書評
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解決です!わからないことは考えない!
関口を見習って笑
不思議なことはそのままでいい…
この鉄鼠の檻は再読に次ぐ再読…読むほどに面白くなってくると思う(*_*)
きっと京極夏彦は噛めば噛むほど…なのではないでしょうか?一読では理解が追いつかない。犯人と事件の流れをつかんだ上での再読…超大作だけど笑
さらに久遠寺と菅野が出て来るから「姑獲鳥」ももう一度読み直ししたくなる(꒦ິ⌑︎꒦ີ)
まさに凶器本、レンガ本…スルメ本だな。゚(゚´ω`゚)゚。
なんだかんだイジメながらも関口を担いで山を降りた榎木津が好き♡
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再読。
十数年前に読んだ時は、何だか小難しくってシリーズの中でも余り面白みを感じていなかったと記憶している。
私の理解力が上がったからなのか、再読してみた結果めちゃくちゃ楽しめた。
ボーイズラブならぬボーズラブには衝撃を受けたけれど。
初めからそちらの目線で読んでいけば、また違った楽しみ方が出来るかも。
(私自身は余り興味はないが) -
再読。昔読んだ時は当時の自分では難しいと感じる話ばかりでそこらへんは殆どスルーして起こった事柄だけを捉えていたように思う。今読んでも難しい箇所のすべてが分かったわけではないのだろうが、それでも昔読んだ時より登場人物たちへの理解は深まったような気がする。起こった事は単純なのにここまで事件が複雑化したのはやはりあそこは異界だったんだろう。
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色彩感がない世界の中での物語で最後のインパクトは大きい。京極堂シリーズの中で一番好き。
あと、300ページ。
あと、300ページ。
いや、悲報なのかな?
最新作の一個前の「邪魅の雫」は、榎木津の見合い話から事件が始まります。
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いや、悲報なのかな?
最新作の一個前の「邪魅の雫」は、榎木津の見合い話から事件が始まります。
ぜひ、そこまで頑張ってください^^