クリスマス・ボックス (講談社文庫)

  • 講談社
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本棚登録 : 106
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062752558

作品紹介・あらすじ

ひょんなことから、老婦人の住む豪奢な館に移り住むことになった「わたし」は、ある日、屋根裏部屋で美しい小箱を見つける。その箱に隠されていた秘密とは?「人生でいちばん大切なものは何?」永遠の問いへの答が告げられる、まさにその時…。雪が降り積む天使像に、世界が涙した感動のベストセラー。

感想・レビュー・書評

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  •  まだ私は子供なのでよく分からないですが、大人の人からしたら、グッとくるのかもしれません。

     大切なものは、永遠にあるわけではない。あっという間に、時はすぎる。だから、一瞬を大切にしなければならないと言うことが伝えたいのかなと思いました。


     聖書と関連しているけれど、私は聖書を読んだことがないので最後はよくわからない部分もありました。

  • 我が母お気に入りの本。
    メアリーアンという老婦人の世話をするという仕事を住み込みで行い、メアリーから素敵な物事を教えてもらう話。

    母親が絶賛していたのだけど、さほど感動できなかった。
    (素直に良い本だとは思ったのだけど)
    やっぱ子供がいないからとかかな?

    続編もあるので機会があればぜひ読みたいな。

  • 物語そのものは、なんてことないのかもしれない。だけど、なんだろう?この、しみいるようなかんじは。

    あっという間に読めてしまう薄い本です。心が疲れてるなーとか、乾いちゃったなーとかっていうときにお薦めです。

  • 思いっきり泣きたいと思って、泣くために読みました。 あとがきでも書かれてるけど、子育ての終わった親が読むともっとグッとくるのかな。 私は、今仕事でプライベートを不義理にし続けていることや、小さい時に父親を病気で亡くしたことを思い出して、すごく胸にグッときました。 いつの間に、「いつか」とか「また」に疑問を感じない大人になってしまったのだろう。時間は限りがあるというのに。

  • 【2013年4月23日登録】

  • なんとも深い話で、ジーンときた。

  • 再読。
    クリスマスだから、冬だから、じゃなくて
    時々思い出して抱きしめなきゃいけないこと。
    高校で図書部に入った娘が、『冬』の担当のレビューを書いた。
    大人に近付く彼女は、何をおもったかなー?

  • 愛とはキリストとは
    クリスマスボックスのなぞがしだいに解き明かされていくとともに、愛とは何か、キリストとは何かという著者なりの解答が示されます。メリークリスマス メアリー!

  • 本当に大事にすべきものは、自分のすぐ身近にあるものである。

    この本の中では、主人公が幼い娘と過ごす時間。
    忙しいからと、娘との時間を後回しにしていると、
    やがて(自分が想像するより、ずっと早く)、
    もうそれは、二度と取り戻せないものとなってしまう。

    自分の子どもに限らず、
    永遠に同じ状態で続く関係、ものはない。
    それに気づくだけで、親でも祖父母でも、きょうだいでも、
    パートナーでも、今までとは違った向き合い方ができるよ、
    というメッセージをもらった。

  • もうすぐクリスマス。クリスマスは全世界の人々に与えられた神様からのプレゼント。
     あなたにとって人生でいちばん大切なものは何ですか?
     この世で最初のクリスマスの贈り物は何ですか?
    この問いかけにあなたは何と応えるのでしょうか…。
    いろいろな事々で気ぜわしく、忙しく過ごす日常。だからこそ、立ち止まって考える-今-が必要なんだと思う。
    大切な事はそう多くはないはずです。

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