分冊文庫版 絡新婦の理(一) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.80
  • (51)
  • (71)
  • (90)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 633
感想 : 50
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062752886

作品紹介・あらすじ

「でも、あのう、お二人に会いたいって人が――」「会いたい?誰?」「蜘蛛の僕(しもべ)の――人達が」

「ふふふふふ。蜘蛛を信じる仲間ですわ」。房総の女学校・聖(セント)ベルナール学院の生徒・呉美由紀は校内に潜む背徳の行為と信仰を知って戦慄する。連続目潰し魔に両目を抉られた教師・山本純子は呪われて死んだのか。そしてもう1人、教師の本田幸三が絞殺され、親友・渡辺小夜子が眼前で校舎から身を投じた!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • いきなり京極堂と犯人との対峙から始まる今作。
    今までにない!絶対面白いヤツ!!
    そして今のところ分かりやすい_φ(・_・

    東京、千葉の目潰し殺人事件を追う木場。
    房総では事件に呼び寄せられるかのように織作家に関わっていく伊佐間と今川。
    この二つの事件がどう繋がるのか⁇

    時系列がわからないけど、榎木津がまだ坊主事件から帰ってないらしい?じゃ京極堂もかな?
    でもマチコはいるしなぁ…

    とりあえず二巻にGOε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘


    • 土瓶さん
      「それが――絡新婦の理ですもの」

      ( ̄ー ̄)ニヤリ
      「それが――絡新婦の理ですもの」

      ( ̄ー ̄)ニヤリ
      2023/10/27
    • みんみんさん
      二巻いきなり京極堂が絡め取られている⁈
      二巻いきなり京極堂が絡め取られている⁈
      2023/10/27
    • 土瓶さん
      「――網に掛かっているようだ」
      「――網に掛かっているようだ」
      2023/10/27
  • 日本の妖怪と海外の信仰の話のミックスで読んでいてとても興味深かった。日本は島国ということもあり割と独特な信仰を持っていると思う。その文化を海外の文化と混ぜ合わせた?形で物語が進んでいくのが面白かった。しかし同時に頭がごちゃごちゃになっていくようにも感じた。続きが気になる。

  • 10年振りくらいに再読。
    文庫は余りにも煉瓦すぎるので分冊で。

    要所部分は覚えているものの
    細かい部分はスッポリ抜けている。
    シリーズの中ではこの話が1番好きだと思っていたのに
    かなり忘れている。
    なんと信用ならない脳みそなのか!

  • 百鬼夜行シリーズで魍魎に次いで好き。最初の満開の桜の下のやり取りから既に最高。

  • ノベライズ版を何度か読みましたが、今回は分冊版で再読してみました。持ちやすく読みやすいですが、いつもの厚みと重みがないのに違和感もありました。(^^;
    今回は目潰し魔に絞殺魔、そして厳格な女学院で行われる謎の儀式。しかし最初の事件が起きた時には、京極堂たちは前作の箱根の僧侶殺人事件の真っ最中という時間の重なりも面白いです。

  • 鵼の碑刊行記念に再読。
    何度読んでも美しいプロローグ。まだ蜘蛛の巣の末端。

  • 「あなたが——蜘蛛だったのですね」

    えっ?
    もしや犯人が初っ端から分かっちゃったりするのかしら…と思ってしまいました(笑)
    だってこんな冒頭に京極堂が登場することありますか。

    そして冒頭のシーンの後は事件の始まりへと戻り、また長~い話が始まるのでした(苦笑)。

    この巻の中で腹立たしいのは女学生の弱みにつけこんだ本田という教師。彼を呪い殺そうと思うその被害者の小夜子。そしてその呪いは成就することになります。
    更に小夜子も校舎から飛び降りて…。

    序盤から事件があちらこちらで起きて、聞き覚えのある人物が登場したり、と次巻への期待大です。

  • 再読。感想は全て読み終わってから。

  • 読了
    鉄鼠の檻がかなり頭を抱えたので、読むのどうかと思ってましたが、登場人物に若い女の子も出てきて文章は読みやすくなった感じがしました。
    なのでどんどん読んでしまいました(笑)
    まだまだ序盤ですが続きが楽しみ。

  • 面白い

全50件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

京極夏彦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×