分冊文庫版 絡新婦の理(二) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062752893

作品紹介・あらすじ

中禅寺は眼を細めて、「その偶然――既に蜘蛛の巣の上に乗っちゃあいないか?」と云った。

「僕等は……知らず知らずのうちに誰かの張った――網に掛かっているようだ」。理事長の織作是亮までが殺害された聖(セント)ベルナール学院。事件解決を慫慂(しょうよう)する弁護士・増岡に京極堂は不思議な言葉を漏らす。一方、目潰し魔・平野祐吉を追う刑事・木場は捜査線上に揺曳(ようえい)する親友・川島新造の姿に困惑するばかり。

感想・レビュー・書評

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  • みんな頑張ってます。
    木場はわからねぇと言いながら目潰し魔を地道に。
    伊佐間と今川は織作家で殺人事件に巻き込まれながらも考えを巡らせてます。
    蜘蛛の巣にかかった蠅だけど…

    今回なんだかスムーズに感じるのは関口が不在だからか!?笑
    今川が顔のわりに聡明だし…(´ー`*) フフ

    みんなが導かれるように集結してきますね〜♪

    しかしとんでもないとこで二巻終わってます!!
    すぐ三巻読まないといけないし(。>ω<)ノ

    • みんみんさん
      ハハハハハハ〜〜ドボンくん!
      三巻読み終わったぞ!!
      僕はクッキーが嫌いだ‹‹\(´ω` )/››
      ハハハハハハ〜〜ドボンくん!
      三巻読み終わったぞ!!
      僕はクッキーが嫌いだ‹‹\(´ω` )/››
      2023/10/28
    • 土瓶さん
      実はあの学園の美由紀は、後に「今昔百鬼拾遺 月(今昔百鬼拾遺 鬼、今昔百鬼拾遺 河童、今昔百鬼拾遺 天狗)」に登場します。
      中禅寺の妹が探...
      実はあの学園の美由紀は、後に「今昔百鬼拾遺 月(今昔百鬼拾遺 鬼、今昔百鬼拾遺 河童、今昔百鬼拾遺 天狗)」に登場します。
      中禅寺の妹が探偵役を務めるお話しです。

      ほんとにシリーズ全体の人物相関図的なものが欲しくなります。


      読むの早っ!!

      「来る! 箱根の借りを返せと云え」

      ( ̄ー ̄)ニヤリ
      2023/10/28
    • みんみんさん
      美由紀は良いキャラだもの〜♪
      美由紀は良いキャラだもの〜♪
      2023/10/28
  • 物語が動きだした感じかした。一での内容で基盤となるストーリーがそれぞれ展開され、それぞれが動き出していた。正直キリストや妖怪は専門外なので理解はできなかったが、面白く読むことができた。

  • 鵼の碑刊行記念に再読。
    蜘蛛の巣に気づき始める。ようやく木場修が本調子に。

  • 韓国とか、ヨーロッパあたりの植民地政策から逃れるために日本に併合されてた(してもらってた)頃の慰安婦問題で大騒ぎしているけれど、日本だって貧しさから自分の意思ではなく家族に売られて慰安婦とか女郎さんになった女性がたくさんいたわけで…。

    戦後だって、進駐軍に対してそういった「仕事」をしなくてはならない女性たちがいたわけで…。
    それどころか、暴力的にお金ももらわずにヒドイめにあった声を出さない日本人女性たちがたくさんいたわけで…。

    その後、韓国として独立したからって、そっちだけ謝罪してもらうとかお金をもらうとかっておかしいと思う。

    ……本編にちょろっと戦後の進駐軍の慰安婦となった女性の実情みたいなものがあったから、ちょっと思いました。

  • ツボだったのは伊佐間と今川に言った磯部刑事の一言。
    「お前等二人、全国渡り歩いて殺人事件の見物でもして回っているのかこら!」
    笑ってしまいました。
    事件に巻き込まれる人っていますよね(笑)。

    まだまだ全体が見えない二巻。
    どう繋がっていくのかワクワクします。

  • 再読。感想は全て読み終わってから。

  • まだ、全員が絡み合わない!!はいっ、次!!!

  • 女系家族と現代の混沌を描いている作品

    この話を読んでから簡単に昔ながら〜とか、伝統は〜と言っている人は本当にちゃんとその言葉の意味をわかって言っているのだろうかと不思議に思うようになりました

  • 感想はまとめて「4」に

  • 木場の動きが一瞬止まった。
    小屋の中を凝視している。
    「ーー畜生オッ!」
    木場は雄叫びを上げて、脱兎の如く男を追った。

    木場さんフィーチャリング。
    今回は沢山木場が出ているので木場ファンな私に取っては嬉しい何かです。
    幼馴染み・降旗さんとのやり取りなど、木場修の人間味溢れる魅力に触れられる第2巻。

    今回のおちゃめな京極さんのシーンは増岡弁護士とのやり取り。
    二百何人分の憑物落としの祈祷料について、高くても柴田財閥が払うから大丈夫という増岡に対して、榎木津の6万倍は貰うがそういう問題じゃないと云いきる京極堂。
    京極堂の憑物落とし代(1人分)は榎さんの探偵料の300倍なんだw

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著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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