- Amazon.co.jp ・本 (535ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062755085
感想・レビュー・書評
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銀行の合併、破たんを巡り、事態が急展開して行く様子、そしてエリートミドルの悲哀が良く描かれています。
銀行の合併なんて、上層部の出身大学が同じだとか、借りた貸したで決まってしまうと言うお話が印象的でした。実際、複雑に見える業界や人間関係も意外と単純なものなのかもしれません。
主人公の竹中とあけぼの銀行の保田の関係も考えてみれば、大学の同期と言う設定だし。
確かに、銀行の数が随分減ったものだな。モデルの銀行は旧三和銀行とのことです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
エリートバンカーのサラリーマン人生がいい!
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下巻。
大手行の統合も、もう直前。
頭取の懐刀の竹中部長(?)は、いつものように頑張ります。
そしてついに・・・・・ -
センスのある作品!
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上にコメント
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続編に明白な含みを残す終わり方だったが、やっぱりあまり出来は良くないなあ。「えくぼが輝いた」には本当に辟易した。08.7.8読む。
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このご時勢、銀行マンの大変さがよくわかる。
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こういう小説の楽しみの一つは、読後、解説を読むことです。すると、この本のモデルは○○銀行なんだ、とか○○証券なんだと分かるわけです。
そして、自分なりにその銀行なり証券の歴史を見てみる。読みっぱなしではいけない、たかが小説と言えど、作家さんの取材がたくさん詰まった一冊だからね。
私がこういう本にはまったのは、『謀略銀行』が最初ですが、そのときに自分が知らない世界を小説を通じて拝見できたことに、すごく感動したのを覚えている。
今回はこんなとこで。
それにしても、高杉先生は竹中平蔵と外資系投資銀行のことがよほど嫌いなんですねぇ。『ザ・外資』も読みましたが、そこで書かれていたことと同じようなセリフがチラホラ見えました。是非探してみてください。
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UFJ銀行をモチーフにした銀行合併の話。
旧あさひ銀行の離脱の模様が生々しくて、なんとなく納得。
富士銀行が上位だというのは知りませんでしたが。
しかし、銀行員て上の方になると、こーいう人事抗争ばっかりなんですかね。
しごとすりゃーいーのに。
経済小説としては読みやすいけど、
あいかーらず意味のない濡れ場多いし。
そもそも愛人を姓名フルネームで呼ぶ人は少ないと思うの。。。