緑陰の雨 灼けた月<薬屋探偵妖綺談> (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062756143

感想・レビュー・書評

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  • 夏休みの真っ只中、開店休業状態の店にいることがつまらない秋は社員旅行へ行くことを提案。穏やかな日々が続くかと思われた矢先、柚之助という野狐がやってくる。しばらく一緒に暮らすという彼に、最初はおっかなびっくりなリベザルもすぐに馴染む。そんなとき、店に依頼客が。家にお化けが出るという気が強い女子は高校生だった。彼女に四日で解決すると請合い、リベザル・ユノとともに旅行へ送り出す秋だったが、捜査は難航し・・・無事に事件は解決できるのだろうか。

    薬屋探偵5作目。最初の方から、誘拐事件の犯人は怪しいなと目星がついたんですが、肝心のエリカさん事件の方は種明かしまで分かりませんでした。なるほど!確かに言われてみれば、と納得できてすっきりした感じです。トリックもそこまで複雑ではなくて分かりやすかった。ただ、著者さんの特徴なのかもしれないけど、犯人の思考がどうにも狂気的で受け入れがたいです。動機とか絶対思いつけないって(苦笑)今回は依頼者さんの性格もあまり好きでなかったので星少なめで。

  • 2つの事件が絡んでて、でも実は別の事件。最初に解決した誘拐事件のほうは本当に胸糞悪い結末でした。妹の悲惨な描写がリアルで苦手

  • 薬屋探偵妖綺談。第5弾。

    今回はあんまりイイ台詞もなく、微妙…。
    このシリーズも、1作ごとにレギュラー(?)が増えてきて、読みづらい感じになってきました。

    花屋なんて、今回出た意味あるのか?

  • 再読。エリカちゃんと道長くんのコンビが大変美味しいです。自分にとって、高里先生の小説も、よくきく薬です、なんて、言ってみたりして(照)

  • 個人的に異種間の信頼関係が好きなので、柚之助とななしさんのくだりには膝崩れ落ちてしまいそうになった。
    それにしてもエリカ、良い意味で登場人物の中で刺々しく、強烈なキャラである。

  • 男キャラが圧倒的に多いシリーズですが、今巻は女の子がかわいかったです。エリカちゃんと道長君の関係が好きです。
    秋がさらにカッコよく感じました。

  • 妖怪関連の事件と人間関連の事件の二本立て?
    ドキドキしながら読みました〜

  • 薬屋シリーズの第5弾。
    2ヶ所で起きる事件がつながったりつながらなかったりするところが読んでいてドキドキさせられた。
    それぞれの登場人物もキャラクターがしっかりしていて読みやすい。
    時折見える秋の本当の表情がかっこよくていい。

  • 借り物。

    これまでのより良かった。

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著者プロフィール

茨城県出身。芝浦工業大学工学部機械工学科卒業。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー。著作に、デビュー作を始めとする「薬屋探偵」シリーズ、「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ、「フェンネル大陸」シリーズ(以上、講談社)などがある。2019年5月に「うちの執事が言うことには」が映画化された。

「2023年 『雨宮兄弟の骨董事件簿 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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