NO.6 〔ナンバーシックス〕 ♯2 (講談社文庫)

  • 講談社
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感想 : 198
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062756358

感想・レビュー・書評

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  • 次巻に何かが起こりそうな予感を漂わせる2巻。
    ネズミの過去が物凄く気になる。
    そしてお互いの存在によって2人はどう変わっていくのか。
    この巻で一番印象に残ってるのが紫苑がリコとカランに本を読んであげる所。
    優しさはいつも正解だとは限らない。

  • 2010/04/27再読
    紫苑が世間知らずなのは、別に紫苑のせいじゃないのではとおもう。そういうふうに強制されてきたからだ。自我の確立していない時期から統制された環境にいて、違和感を感じ続けるほうがよっぽど難しい。それでも何か感じていた紫苑だからこそ、ネズミの辛辣なことばにも向き合えるのだろう。
    正直とっくに大人と呼ばれるようになった今より、十代の頃に読んでいたほうが共感して読めたかもしれない。誤魔化すことを覚えたいまのほうがかなりきつい。罪悪感が刺激されてる。(わたしにとって)それを自覚するためのNO.6の世界なのかも。

  • ブロマンスと勧められて読んだけど、
    どことなくBLっぽく感じるのは私だけ?笑

    ともかく先が気になる!

  • 読みやすいが、話はなかなか前に進まない。

  •  壁の外と内で生に対する考え方が全く異なっているのが、今読んでも興味深く感じます。
    イヌカシと力河の登場はワクワク。紫苑、ネズミ、イヌカシ、力河のキャラクター設定が多様だがバランスが良くて好きでした。
     西ブロックの様子は、小学生の頃の自分にとっては未知の世界で衝撃的だったのを覚えています。売春の存在も当時この本ではじめて知りました。
     ちなみに、危険を冒してまで紫苑に会いたいという沙布の気持ちが今も理解できませんでした。私の人生経験の浅さがここに出ているのか…。

  • あとがきを読むと作者の思いが伝わってくる

  • 理想都市を作ろうとする。そんな現実はあるのだろうか?そう考えてみるとポストモダンな世界で壁に囲まれた社会などは生み出されないと思える。

    だが、壁は目に見えないかもしれない。触れることができないかもしれない。そんなせかいならもうすでに出来上がろうとしているのかもしれない。

    ふと、そんなことを考えてみるが、どことなく透明感を嗅いでしまうのだ。不思議なことに。

  • 紫苑が少しずつ世界を知っていく最中ネズミから投げられる言葉が痛い…。

  • 評価はNo.6 #1に記載しました。

  • 20140125

    ネズミがやたら女性の扱いに長けていたりとどんな過去があるのか気になった。
    シオンがネズミについて知りたがる気持ちは分かる。

    誰にも心を許さず信用せず生きてきたはずのネズミ。
    シオンにだけはペースを乱される。
    この2人の関係が今後どうなるか見ものだ。

著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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