新装版 天璋院篤姫(上) (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (417ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062756846

感想・レビュー・書評

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  • 大河の原作だが大河のノリで読んではいけない。
    話の重厚さ、展開はやはり宮尾先生にはかなわない。とても読み応えのある話。
    大河の脚本には怒っていいと思う。

  • [2013.04.22]

  • 2008年、大河ドラマ

  • 今夜から始まるNHK大河ドラマ「篤姫」の原作である。ハードカバーで出版された時に読んではいたが、今回じっくり読み返してみたくなり文庫本を上下巻で購入した。
    淡々とした文章に引き込まれ、1日で読んでしまった。そういえば宮尾登美子の文章ってこうだったな。久しぶりに読んで思い出した。
    島津の末家から将軍家の御台所にまで上り詰め、激動の幕末を生き抜いた波乱の生涯なのに、その心情を語る文章はあくまでも冷静で、物足りなくさえ感じる。しかし、すべてを読み終わった時、篤姫の存在が等身大で迫ってきた。著者の初めての時代小説であるが、これからもこのジャンルに期待したい。
    さて、ドラマの方は原作にない人物も登場するようだが、この淡々とした話をどう盛り上げるのか楽しみである。

  • 大河ドラマを見てなかったので、先入観無く読めて楽しかった。

    また、初めて女性作家で完読した一冊。

  • 時代の割に自由奔放に生きていた少女が将軍の正室となり大奥へ。
    そこでも自分を見失わず、江戸という大きな時代の終末を見届けた一女性の生き方に感動。

  • 最近、いろいろなジャンルの本を読んでいる。

    一時期は、自己啓発本を中心にしていたけど、やっぱり、普通の
    小説が面白い。

    そこで、昔マイブームだった歴史小説。司馬遼太郎さんの
    歴史小説が好きだった。

    で、今回手に取ったのは、「天璋院篤姫」。
    読み始めて、言い回し、方言?、昔言葉?が読みにくい。。。

    でも、この本から得たのは、人の上に立つ人間は、男性でも、
    女性でも、感情的になってはいけないんだなぁー思った。

    また、人の上に立つえらい人だからこそ、人よりも人一倍
    気がつく事が必要なんだとね。

    あと、後半、読みにくさに負けず、がんばって読みきろう!

  • 江戸時代末期。時代の変わり目に徳川へ嫁いだ篤姫の生き方。
    上編は運命の導かれるままに生きる篤姫。
    女性なのに男性と同じように学問をしていたことから、人間が磨かれていった。

  • 幕末の世、薩摩島津家の分家の姫から藩主の養女へ、さらには天下の将軍の御台所となり大奥を統べる地位まで上り詰めた篤姫。しかしそれは女としての幸せからはかけ離れた、孤独で安らぎのない人生だったのかもしれない…。
    歴代の御台所の中でもっとも強く賢く、徳川の家を守ることを使命に生きた女性として描かれている天璋院篤姫。家茂のもとに降嫁したことで有名な和宮の姑にあたるのに、まったくノーマーク(?)であったが、実に興味深く読んだ。もう一度有吉佐和子の「和宮御留」などの“和宮モノ”を読み返したくなった。

  • 読みづらい、なかなか進まない。
    難しい。誰が誰だか、わからない。
    歴史に物語性を求めるな。夢見るな。
    そう言われてる気がした。

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著者プロフィール

1926年高知県生まれ。『櫂』で太宰治賞、『寒椿』で女流文学賞、『一絃の琴』で直木賞、『序の舞』で吉川英治文学賞受賞。おもな著作に『陽暉楼』『錦』など。2014年没。

「2016年 『まるまる、フルーツ おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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