NO.6 [ナンバーシックス] ♯3 (講談社文庫)

  • 講談社
3.86
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感想 : 156
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062758017

感想・レビュー・書評

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  • ★4.5

  • 紫苑の真っ直ぐな意思、感情に影響されてか、ネズミもイヌカシも力河も感情に変化が見られる巻。どこがどう変化してきたとか上手く説明出来ないが、読んでいるとその変化が感じられると思う。そして沙布がどうなってしまったのか心配である。これからどう物語が展開していくか、気になるところである。

  • 登場人物の心情や過去に触れた巻だった。テンポよく進むので、読みやすい。これから行動に移るだろうというところ。次巻読むのがワクワクする。

    ★自分の中にこんなに様々な感情があることも知らないで、冷静で温和で従順なだけの大人になっていた。泣くことも、怒ることも、抗うことも知らないままだったはずだ。きみに逢って、ぼくは自分がすごく豊かな人間だってわかった。

  • いろんな登場人物の視点で書かれており、大きな物語の動きはないけれど
    これからの物語の伏線になるのかな?という印象。

    紫苑はおやすみのキスと言い、ネズミは紫苑を嘘つきと言った。
    あれはおやすみのキスなんかじゃない、さよならのキスだった。
    友達でも家族でも恋人でもない、この二人だけの関係性がたまらなく好きです。

  • 今回スリリングな展開は少なく、それぞれの登場人物の背景や心情が描かれる
    純粋培養のエリートの脱走というと、どうしても今は約束のネバーランドと比較してしまう
    約束は思考力、記憶力、柔軟な発想力が3人の天才児に振り分けられていて、未知な領域に突入する後半は特に慎重な思考のノーマンと、柔軟な発想力と豊かな感情で道を切り開くエマの危うい関係が見どころと思う
    どちらも無鉄砲とは程遠いが、それでも仲間全員を何とか救出しようとするエマに心惹かれる

    いままでの紫苑はエリートという割りに聞き分けない無鉄砲なだけにみえてしまう
    今後エリートらしい思考力が発揮される展開を期待したいとこ
    一方でネズミは大人ともタフに交渉する半面、自分が紫苑の足かせになる可能性さへ悩むいじらしさがあり、まさにスーパーマン
    明かされていないネズミの過去はますます気になる

  • 1.美しいものたちは
    2.穏やかな風景
    3.果てなる地
    4.真実の嘘、虚構の真実
    5.偽りの傍らで
    登場人物が増えてきた‼️

  • 紫苑、ネズミ、イヌカシ、力河の結束シーンが好きです。あさのさんが書く会話はリズム感があって心地良いですね。

  • 2020.5.4読了

  • 続く

  • 西ブロックでの生活,沙布救出作戦

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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