螢坂 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.76
  • (68)
  • (121)
  • (125)
  • (8)
  • (1)
本棚登録 : 863
感想 : 92
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062758314

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「この街で、オレを待ってくれる人はもう誰もいない」戦場カメラマンを目指すため、恋人・奈津実と別れた螢坂。16年ぶりに戻ってきた有坂祐二は、その近くのビアバー「香菜里屋」に立ち寄ったことで、奈津実の秘められた思いを知ることになる(表題作)。マスター・工藤が、客にまつわる謎を解き明かす第3弾。

  • 今回も期待を裏切らない!
    心の機微から生まれる謎、おいしそうなお料理、度数の違うビールたち。
    香菜里屋に行けるものなら今すぐ行きたくなります。

  • ★ビアバー「香菜里屋」シリーズ第3弾。過去を捨てた戦場カメラマンの思い出の坂はどこへ消えたのか?表題作はじめ4篇を収録。
    ★感想★やっぱりこのシリーズはいいです。マスターの出す料理も本当に美味しそうだし。断ち切れない過去と対峙した時、人々は悲しい真実と向き合う。でもその真実には優しさも救いも含まれているのを感じました。表題作の「蛍坂」と、閉店する老舗の画材屋が登場する「雪待人」が好きです。

  • 香菜里屋シリーズ

  • /?day=20081112

  • ビアバーマスター工藤シリーズ第3段。
    工藤さんの謎がちらっと顔出しました。今後に期待。しかし美味しそうなメニューが出てお腹がへります

  • 食べ物がおいしそう。
    行ってみたいなぁ。

  • 「この街で、オレを待ってくれる人はもう誰もいない」
    戦争カメラマンを目指すために恋人・奈津実と別れた螢坂。
    16年ぶりに戻ってきた有坂祐二は、その近くにあるビアバー「香菜里屋」に立ち寄った事で、奈津実の秘められた思いを知ることになる…。
    マスター・工藤が客にまつわる謎を解き明かす「香菜里屋」シリーズ第3弾。

    やっぱり工藤さんを格好よく書きすぎ!でもおもしろい!
    毎回、客が持ってくる謎がおもしろいです。興味深いというか、真相が気になるというか。
    あと、工藤さんの秘密も気になるところです。
    そして私も香菜里屋に行ってみたいです。

  • 090414(n 090916)
    091128(s 091223)

  • 香菜里屋シリーズ第三弾。せつなくほろ苦い後味のお話が多め。
    マスターの工藤さんの過去も気になるところ。そしてやっぱり読んでるとすごくお腹が減るー!!

全92件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

1961年山口県生まれ。駒澤大学文学部歴史学科卒業。’95 年『狂乱廿四孝』で第6回鮎川 哲也賞を受賞しデビュー。’99 年『花の下にて春死なむ』(本書)で第 52 回日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門を受賞した。他の著書に、本書と『花の下にて春死なむ』『桜宵』『螢坂』の〈香菜里屋〉シリーズ、骨董を舞台にした〈旗師・冬狐堂〉シリーズ 、民俗学をテーマとした〈蓮丈那智フィールドファイル〉シリーズなど多数。2010 年 1月逝去。

「2021年 『香菜里屋を知っていますか 香菜里屋シリーズ4〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

北森鴻の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×