魔術王事件 上 (講談社文庫 に 22-20)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062758932

感想・レビュー・書評

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  • 感想は(下)にて。

  • 結構思いきった犯人。今時、こんなスプラッタ系は珍しいかも。
    でも、文章の端々から時代背景を感じさせる雰囲気がいい。

  • そんな馬鹿な!有りえない!魔術のようだ~!!と、警察関係者の皆さんが声高に不可能性を叫ぶこと限りなし~な上巻でした(笑)。
    蘭子の弟・黎人が語り手の時はそれほど感じないけど、警察陣営に一斉にこれをやられると、途端に嘘やん!ってなってしまいますね~(笑)。
    「いやいや、いくらでも検証のしようがあるよ、その状況…不可能犯罪って断定するの早すぎるわよ…」と、何だか微笑ましくさえ感じられてしまいました。
    全ては、名探偵・二階堂蘭子の華々しい登場シーンの為に!
    彼女の明晰さをより引き立てる為に、黎人だけではなくその他大勢にも愚鈍なるワトソン君の役を演じてもらいます!
    ってことなのかな~???
    というゲスな勘繰りすらしてしまいました。

    それにしても今回の犯人指摘は、いつになく簡単です。上巻で出てきた謎については、いくらでも説明の仕様があるぞ~\(^o^)/久しぶりに完全制覇かしら\(^o^)/ワクワク
    早速下巻に取り掛かります。

    マジックショーの舞台で、函館の名家の令嬢とマジシャンの助手二人が殺害された。高らかに第二・第三の殺害予告を宣言した魔術王メフィストは、警察の監視の目を軽々と掻い潜り、標的達を一人、また一人とその手にかけていく。
    果たして二階堂蘭子は、彼の凶行を止めることが出来るのか?

    そりゃできるわ\(^o^)/←←

  • 大掛かりな舞台設定で、殺人を繰り返す、メフィスト。残酷な手口で次々と登場人物が殺されて行く。
    不可解な状況を残したまま、下巻へ。

  • 昔に読んだ本。

    一時期ハマった、二階堂さんの作品。

  • 二階堂蘭子シリーズ

    蘭子に持ち込まれ相談。桑原氏の事件。紫の密室。向かいのビルで殺害されたホステス・ナオミ。奪われた宝石〈炎の眼〉。「魔術王」と名乗る謎の男。
    北海道のクラブでの惨劇。マジックショーの最中の殺害。芝原悦夫と婚約者・鈴原智華、元婚約者・宝生貴美子と竜岡孝史。殺害された智華とアシスタントの女性、誘拐された貴美子。魔術王〈メフィスト〉からの挑戦。貴美子救出の為に囚われた悦夫。監禁された部屋の謎の男の遺体、悦夫の脱出。病院から誘拐された貴美子。看護婦と警官の殺害。貴美子の発見。誘拐される悦夫の弟・伸一。悦夫の冒険。竜岡に射殺されたメフィスト。送られた伸一のバラバラの死体。

     2010年8月10日再読

  • 相変わらずおどろおどろしい、目も覆いたくなるよう(?)な描写。
    そしてその怪奇世界にぐいぐい引き込まれていく。
    続きが早く読みたい。

  • 2008年5月13日 謎解き簡単すぎる

  • 2007/11/17 Amazonにて購入。
    2012/10/11~10/14

    五年ものの積ん読本。
    メフィスト連載時に読んでいたが、細かい部分は忘れている。蘭子シリーズ独特の世界観の中、連続殺人鬼メフィストが、宝生一族に襲いかかる。幼い伸一を殺して姿を消したメフィスト。後半の蘭子との対決が楽しみである。

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著者プロフィール

1959年7月19日、東京都生まれ。中央大学理工学部卒業。在学中は「手塚治虫ファンクラブ」会長を務める。1990年に第一回鮎川哲也賞で「吸血の家」が佳作入選。92年に書下ろし長編『地獄の奇術師』を講談社より上梓し、作家デビューを果たす。江戸川乱歩やJ・D・カー、横溝正史の作品を現代に再現したような作風は推理界の注目を大いに集め、全四部作の大長編『人狼城の恐怖』(1996〜99年。講談社ノベルス)では「1999年版本格ミステリ・ベスト10」第一位を獲得。アンソロジー編纂や新進作家の育成にも力を注ぎ、2000年代は合作ミステリの企画も多数行った。SFの分野にも精通し、『宇宙捜査艦《ギガンテス》』(2002年。徳間デュアル文庫)や『アイアン・レディ』(2015年。原書房)などの著書がある。近年は手塚治虫研究者として傑作選編纂や評伝「僕らが愛した手塚治虫」シリーズの刊行に力を入れている。

「2022年 『【完全版】悪霊の館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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