φは壊れたね (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062758987

感想・レビュー・書評

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  • 『φは壊れたね
    PATH CONNECTED φ BROKE』
    森 博嗣 著 読了


    「すべてがFになる」の
    S&Mシリーズから

    Vシリーズ

    Xシリーズと同時進行である
    Gシリーズの1作目



    2020年から始まった
    シリーズ(外とされている)を
    読み始めたところ

    Gシリーズで主人公的扱いの
    加部谷恵美の登場により

    記憶が曖昧だったので
    再読することに



    友人のマンションを訪れた
    山吹は、不可思議な
    殺人事件に巻き込まれる


    死体は、Y字に吊るされ
    室内は、過剰に装飾が施されており
    ビデオ録画もされていた

    そこに、友人2名が訪れた時
    部屋は、施錠されていたことで
    密室が完成されていた



    密室ミステリーと呼ぶには
    ギリギリのライン

    犯人の動機、手法など

    本格ミステリーファンからしたら
    噴飯モノだろう


    まあ、コレが
    森ミステリーなのだ 笑


    Gシリーズに繋がる
    他シリーズは

    それなりに
    練れているものの

    本シリーズは
    キャラの魅力も
    若干落ちるし

    作品自体も
    中編程度のボリューム感


    2006年の刊行当時
    内容のあっさり感に
    落胆したものだったけど

    2021年現在

    次々と刊行されるシリーズへの
    布石となっており

    壮大なサーガとなっているので
    結果、再読するハメになっている


    エッセイ以外
    短編集も含め
    森作品を侮ってはいけない



    #φは壊れたね
    #森博嗣
    #Gシリーズ
    #読書好き
    #ブクログ

  • 久しぶりに再読。
    読みやすくてどんどん進む。
    で、途中で 少し戻る。
    また読み進み、また戻る。
    森先生の本は この「戻る」のが楽しい。
    他のシリーズの作品に戻りたくなるときは
    アドレナリンがでるように思う。

  • 2021/07/14

  • ついにGシリーズに再読突入した〜!嬉しい。
    加部谷、海月、山吹のトリオ、しこさんれんちゃんとは違うかしましさがある(というかほとんど加部谷ちゃん1人の賑やかさによるところが大きい)。今までのどのシリーズよりも大学生の頃を思い出すな〜わちゃわちゃしてて。
    他のシリーズにくらべて会話文がとにかく多い(と思う)ので、すらすら読める。国枝先生が相変わらずで嬉しいし、年下のキャラクタ目線かつ時間の経過もあって、萌絵ちゃんがちょっと大人っぽく描かれてて面白い。
    S&Mのとき中学生だった加部谷ちゃんが大学生。時間が普通に流れてるから、いろんなライフステージが見れて読んでて楽しい。

    事件はまったく、なんにも、これっぽっちも覚えてなかったので、この後もまっさらな気持ちで楽しめそう。たのしみ!

  • 新シリーズにやっと突入。
    またさらにいいキャラが増えて読み応えのある作品。
    内容はS&Mシリーズのような展開で読みやすい。

  • いくつか腑に落ちない点が…。結局「φ」の意味とは?(ただ自分が見落としているだけ?)犀川先生は友情出演程度。萌絵はもうすっかりお姉さんになった感じ。国枝先生はかなり丸くなったよう。加部谷さんと山吹さんは再登場!海月くん全く喋らないのに最後にあんなに饒舌になるとは思わなかった笑 ある意味海月くんは読書と同じ立ち位置にいるのかな。

  • 最後の方で海月君が急に喋りだして笑ってしまった。
    しっかりと逮捕された描写はないが、だいたい海月君の推定通りなのかな。

  • S&Mシリーズの途中で少し疲れて、でもこの人の作品を読みたいと思って手に取った。
    思っていたより、悪くいえば普通。良く言えば読みやすい。読みやすいというのは、内容もそうだけれど、文章そのものが軽くていい。
    終盤に近づくにつれて、え?もう終わるよ?大丈夫?っていう不安に襲われる。
    入りやすいけど、「らしさ」は薄い気がして悲しい。

  • さすが、森博嗣。
    そして、西之園萌すシリーズが、やっぱり好きだなあ...犀川先生がもう少し出てきてくれればいいのに

  • これまでのシリーズよりもさらに簡潔な書きぶりで、研ぎ澄まされた印象。こっちの方が好きかもしれない。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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