ラストソング (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062759663

感想・レビュー・書評

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  • 野沢尚だからといっても随分テレビドラマっぽい話、と思ったら映画の小説化でした。
    うーん、普通。

  • 現実味があまりなかった。男子のバンドグループの上京に一人の女子が加わってお世話だとか、バイトしながらとか、ちょっと理解し難かった。博多出身なのは少し地元だから親近感があったけど。

  • おもしろかったです。
    切ないけど清々しいラストがすごく好み。

  • 博多のライブハウスで宿命的に三人は出会った。地元のスター修吉に挑みがかった一矢のギター。ロックが大嫌いだった倫子はリーダー修吉の彼女になり、夢を追い上京した彼らを支える…。持てる才能だけを信じ、一度きりの日々を懸命に疾走する者たち。『破線のマリス』以前に野沢尚が書いた青春小説の傑作。

  • 場面転換の仕方や、誰の視点で語っているのか分からない描写や、勢いのあるリズミカルな台詞使いが、脚本家だなと思わせる作品でした。
    台詞の一つ一つが強く、印象に残る文章も多かったです。
    夢を追うことの輝きや、挫折することのつらさ、人を踏み台にすることへの想いや、いつか自分がそうされることの切なさが、残酷なまでに冷静に描写されていて、引き込まれました。
    修吉の去り際の格好良さと、一矢のラストソングに込める想いが熱く語られています。これぞ青春小説といった感じでしょうか。
    修吉のような激しい人は魅力的ですが、実在したらあまり関わりたくはないですね^^
    今後の彼らの幸せを祈りたくなるような物語でした。

  • 青春小説という類に入るのか。
    不器用だけど、まっすぐな話でした。

    感情の揺れがすごくリアルすぎて。
    入り込んだら抜け出せませんでした。

    恋愛とか友情とか簡単なものではなくて。
    人間と人間の絆が描かれていました。

    別れがこんなに綺麗で残酷なものだとは。
    人を切り捨てるってこういうことなのかな。

     一人でいることが、
     こんなに寂しくて、
     こんなに恐くて、
     こんなに寒いことを初めて知った。

     一人になることを、
     一人になってしまうことを、
     自分が変わってしまうことを、
     恐がらないで。

     生きるっていうのは…
     きっと、
     今の自分を守り通すことじゃなくて、
     精いっぱい生きるっていうことは、
     多分…
     今の自分を変えることなんじゃないのかな

    人間はいつか一人で歩き始める時がくる。
    その時までにやらなければならないことがある。

    そんな大事なことを思い出させてくれました。
    青春って言葉にすると恥ずかしいですね。

  • あの時こうしなかったらどうなっていたんだろうとか、
    色々と考えてしまう話でした。
    結局色んな人の色んな思いや自分の欲望を受けて、
    ただただ走って行くしかない感じがしました。

  • これは映像でいいと思いました。いや映画見てないけど。バンドでのし上がることの難しさとか、それに付随するつらさとか、仲間を捨てる捨てないとかの苦しさとか。それと比較して、読者をあったかくさせる描写が少ない。たぶん、映像とか間とか証明とか演技によって映えるものだと思います。だから興味ある人はDVD?を借りるといいです。

  • 終わりは微妙

  • 家のその辺にあったから適当に読む。たぶん妹が買ってきた本。これこそまさに、疾走感、と思う。男の人のことはわからないけれど、男の人たちの人間関係の結びつきってこうなのかな。[08/04/19]

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