- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062760454
感想・レビュー・書評
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こちらも経済小説
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【作品紹介】
高い技術の蓄積とブランド力を持ちながら、経営能力のない二代目が跡を継いでしまい、破綻状態にある老舗製菓会社。腐臭を放つ標的を安く買い叩き、上場益を稼ぎ出せ!そんな自分を世間は破産仕掛け人と呼ぶ。不良債権ビジネスに群がる、商社やメガバンクの暗闘を描いた迫真の経済小説。
【感想】
2回目の読了。
2回読んだほかの作品と同様、内容をほとんど覚えていなかった。
しかし、本当にこんなダメな社長がいたら会社なんて成り立たないと思うのだが、実際に存在してそうで怖い。 -
この題名を読んだ時は、今まで、不良債権が、ビジネスになるのが、理解出来なかった。
池井戸潤の本も、銀行マンの大変さをうかがわせる内容の物語りが、多いが、この本も、面白くて、サクサクと、読めてしまう。
銀行も、取引先も、欲の突っ張り合いなのだが、、、民事再生手続きをして、利益が出るのが、、、一般庶民の私には、良く理解出来ない。
昔から、二代目は、他所の釜の飯を食べてから、自社に戻すと、経営者は言うが、戻ったら、即、役付きになってしまうので、なかなか、経営を引き継ぐのは、辣腕さと才覚が無いと出来ないであろう。
何処かの製紙会社の御曹司とか、、、、まして、創業者が、亡くなってしまっている場合は、銀行筋や、取引先も、恩義だけでは、ついて来てくれない。
不良債権とは、「宝の山」と、最後に書かれているが、損の籤を引くことはないのだろうか?
今、スカイマークの赤字が、どのように展開して行くのか?
ニュースで、報道されているが、、、又、山崎豊子氏のように、この話題も本に載るのだろうなぁ~と、思っている。 -
再読。
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破産執行人、もっとどろどろとした内容かと思ったけど。違ってた。破産もビジネス。金になるんだと。。。関心する。
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世の中って怖いなぁって思いました。
様々な欲望・裏切り。
人生って簡単に落ちちゃうもんですね。 -
文章がずるずると、さながら料亭での悪謀議のごとくつながって読みづらいが、企業の買収にかかわる知識の情報小説としては面白いのであろう。