茶室殺人伝説 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062764506

作品紹介・あらすじ

今野敏、伝説の傑作、ついに文庫化!
古都鎌倉。茶道相山流家元の邸宅での盛大な茶会。茶会の最中、怪死事件が。事件には相山流開祖の伝説に関わる恐るべき秘密が隠されていた。

感想・レビュー・書評

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  • 茶道を題材にした一冊で、今野敏にしては珍しいジャンルでは、と思っていたらあとがきで茶道部経験ありとのこと、どうりで作法に詳しいわけです。

    ストーリーはというと、ひょんなことから殺人事件に巻き込まれ主人公が事件の謎を追いかけるという、テレビの2時間サスペンスドラマ的な展開。素人なのに刑事とちょっとした関係を築き、また事件が起き自らも茶道を習っている流派の家元の次男とも仲良くなりつつ、事件解明に奔走するあたり、テレビドラマ受けしそうな内容で、今野敏作品としてはちょっと珍しい作風ですが、これはこれで楽しめました。

  • 茶席の描写が秀逸。
    また、事件が解決した(と思はれる)局面にいたってもまだ本が半分しか終つてない(*^_^*)。
    ここからが読み物なのだ。
    面白かった。

  • 今野敏氏の名前は聞いたが一度読んでみたいと思い購入。有名な警察官シリーズではないけど読みやすい作品だったし他の作品も読んでみようと思う。

  • 今野さん作品13冊目読了です。今野さん作品では一人称はめずらしいですよね?一人称は携帯小説のようであまり好きではないのですが、気にせずするすると読めました。また、茶道の作法について詳しく説明されているシーンが多いですが、途中で読むのを飽きることなくしっかりと理解できる書き方はさすがの一言です。

  • 2014/1/29 4読了

  • 安積刑事と、秋次郎、そして、家元が好きです。主人公が女の子なのも新鮮で、面白い作品でした。

  • 茶道の薀蓄満載なのが面白かった。
    女性目線で語られるのは珍しい気がします。
    お茶とか鎌倉とか女性が好きそうなネタがいっぱい(爆)。
    2時間ドラマにしたらハマりそうな感じ。

    個人的にはハンチョウじゃない安積刑事と家元の弟がツボでした(笑)。

  • 7

  • 次期家元の茶席で男が死亡したのは、事故か殺人か・・・
    だいぶ前の作品みたいだけれど、今野敏の書く2時間ドラマって感じで、目新しくもあり、普通に読める。

  • 相山流茶道、小高紅美子、秋次郎、利休、家康、ミステリー

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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