名前探しの放課後(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062767446

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。3ヶ月前に戻ってしまった依田いつか。起こってしまうはずの自殺をとめようとする。一度知ってしまったら見ないふりなんてできない、この気持ちは分かるなーでもなかなか行動に移せない

    下巻も楽しみです。

  • 面白かった!!
    「冷たい校舎の時は止まる」よりさらに面白かった。
    ラストは思わず涙が。。。
    青春っていいなあ。

  • 読みはじめは、『冷たい校舎の時は止まる』と同じオチになるか、リンクしているか、と予想していたけど、全く違い、予想をはるかに上回った楽しさでストーリーにのめりこんだ。

  • 感想は下巻へ。
    やっぱし辻村さん。

  • 辻村深月の、あまり怖くなさそうなものを選んで読んでいる(笑)

    とりあえず上巻の感想は、若干語り手が分かりにくい。。
    いつかかあすなか分からなくなるのは、あたしが飛び飛びに読むからでしょうか…?
    でも話としては面白い。
    いつかの過去も明らかになり、次はあすなかなぁ…?
    読みすすめるのが楽しみ。

    (2010.12.30)


    この話は辻村さんの得体のしれない恐怖感も少ないからか、割と好きな部類に入っている。ので再読。
    初読時には気付けなかったところに敢えて気を配って読んでみると、色んなところが伏線なのかなぁと思えて楽しい。
    そう考えると、視点が飛び飛びなのももしかして…!?みたいな。。いや、真偽は不明だけど(笑)
    そして最後の部分のためだけにワクワクしながら読み進めるのです(笑)

    (2013.1.5)

  • 2010年12月14日 読了。

  • 3ヶ月過去に飛ばされた高校生が、3ヶ月の間に起こるはずの同級生の自殺を止めようとして奮闘するお話。主人公の「依田いつか」が単なる正義漢じゃないところや、クラスメートの「坂崎あすな」が美人じゃないところが、好感が持てました。
    ラストのどんでん返しまで、綺麗に騙されていたので、読み終わったときは快感でした。でもこのオチは『ぼくのメジャースプーン』を読んでいない人には分からないのでは・・・?

  • 感想は下巻にまとめて

  • 点数は辛めだが、とても好きな作品。辻村深月は読む順番を間違えないようにしてほしい。

  • 読む前には想定していない展開。後編の展開に想いを馳せる。
    評価は、読み切ってからすべきと思う。

  •  自分の中でおしゃれなタイトルに定評のある辻村さんの作品。鏡の孤城は読んだことあるので、これで二作目。文章に説明不足なてんや分かりづらい場所はあるものの、それを補って余りある雰囲気と、タイトルからも分かるような言葉や一文の素晴らしいセンス。とても素敵なお話です。後半も楽しみですね。

  • 自殺してしまう同級生を推理して探すストーリーかと思いきや、意外とあっさり分かって驚きました。
    下巻も楽しみです!

  • 助けなきゃいけないであろう同級生が思ったよりも早く見つかったのに驚いた。親密度を上げるのには水泳の練習はとてもいいことだと思う。ただいじめっ子に泳げるようになったのを見せていじめがなくなるとは思えないけどどうなのかな...。

  • 青春だなぁ〜。

  • ☆5

  • 辻村深月さんの本は何冊か読んでいるけど、人の感情を表すのが上手で物語に没入しやすくて良い。これから下巻どんな展開が待っているかとても楽しみ。

  • 学生(らいすた)ミニコメント
    他作品とのリンク(同じ世界線、登場人物)、タイムリープというファンタジー要素に加え、まだ来ていない「あの日」に自殺する誰かを止めるために奮闘する青春・学園ミステリー。


    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1323315

  • 3ヶ月先から、自殺した人を探しにタイムスリップして来たいつき。後半で結果が出ると思うと何故かワクワク感が止まらない。

  • “まさに学園ミステリー”

    依田いつかは3か月前にタイムスリップした。最後の記憶は、クラスメイトの誰かが死ぬということ。しかし、それが誰だったかは思い出せない。地元が同じ坂崎あすなにこのことを相談し、仲の良い秀人や椿、天木と一緒に自殺する予定の人物を捜索し始める。果たして彼らは自殺する予定だった人物を救えるのか。青春ミステリー小説。。


    ミステリーと学園・人間小説のミックスみたいな。
    とても好き。

    ただでは終わらない。
    最後の2章。とエピローグ。
    ここに辻村ワールドが詰まっている。
    必要ないと思っても、心のどこかで欲している。

    まずは本筋の感想から。
    青春感じる人間小説が基本で、少しSFやミステリー要素が入る。
    登場人物の抱え悩みが多岐にわたるので、必ず自分と重なる部分があると思う。

    私は依田いつかの対人関係と水泳を辞めた気持ちに共感した。
    のらりくらり、ひょうひょうと、
    踏み込まず、踏み込まれず、
    誰とでもまんべんなく、そこそこ仲良く、
    その代償としてまともな友人関係が、、。
    そして自分より上の存在を知っている分、自分がそこに叶わないから逃げる。


    次に最後の2章とエピローグだが、
    うん、やっぱり好きだ。

    あすなのおじいちゃんが倒れてから、物語が急加速した。
    それまで楽しい青春小説としてほっこり読み進めていたのに、
    急に全速力で自転車をこぎ始めた。
    でもそれは、初めから感じていた少しの違和感の回収で、無理がない。
    だからすんなりと受け入れる。

    辻村先生は秘密を分かるように置いてくれる。
    そこが好き。
    自分で探せじゃなくて、きちんとヒントだけでも置いてくれるので楽しい。


    『この生き方や考え方を、後悔していない』
    椿と秀人の特徴に対する彼らの考え。
    自分もこう在りたい。


    辻村ワールドすごろくも、気がついたら折り返し過ぎ。
    こんなに楽しい時間に終わりが見えてくると、とても悲しい。
    まだまだ楽しむぞ。。

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著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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