苺をつぶしながら (講談社文庫)

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  • 講談社
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本棚登録 : 1291
感想 : 105
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062768023

感想・レビュー・書評

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  • 一気に読んだ。面白かった。わたしは言い寄るの乃里子の年齢にもいってないからこれから面白いことがいっばいあると思うとワクワクする。優しさの機械よくわかった。個人的には、剛の乃里子があれをみたらどう思うか、どう感じるか、といつも思うというとこにぐっときた。それって愛だと思うな。

  • シリーズ3部作完結。離婚して一人暮らし最高!ってなってる乃里子。自分の好きな仕事をして、男友達にも困らず、女友達の魅力にも目覚め、かなり充実してます。でもそれはやっぱり、一度結婚したからこそ辿り着いた境地なんでしょう。相手の人生に責任を持たない、自分の心の中に持ち込まないことの気楽さを思いっきり謳歌している。

    身につまされたのは、友人の孤独死を目の当たりにして、一人で生きるというのは「孤独の恐怖」と隣り合わせなのだ、と乃里子が気づくシーン。これを境に彼女は改心し…たわけではなく、やっぱり男との「友情」に支えられながら一人で生きることを選ぶ。

    やたら一人最高、最高と繰り返しているのでそれが鼻につくところがあったけど、この終わり方はひとつの女の生き方として潔く思ったのでした。

  • 140216*読了

  • 離婚を経て独身になった乃里子の話。そんな感慨があるもんかなぁと新鮮に読めた。

  • この境地にはまだ達してない。やさしい声を出すキカイはほんとにその通りだけど。

  • 三部作トータルで読んで、とても充実感でいっぱい。

  • この話は、わたしには合わなかったなあ。
    お好きにどうぞって感じだった。

  • 最初は読みにくいと思った文章も、今ではすっかりお気に入り。
    いっても仕方なかんべぇ
    まーなんとゆーことでしょー
    私の心のくちぐせになってしまいました。

  • ジャケ買い。
    乃里子のようなモチベーションで生きたい。
    そう感じながら文字を追った。
    購入してから、このお話が3部作だと知った。
    しかも、3つめ。
    多分、今の私には、こちらがピッタリ。
    機会があれば、他の2作も読みたい。

  • 乃里子完結。
    今までの乃里子の中で一番、乃里子がイキイキしてた( ´艸`)
    片想いに焦れる事もなく、激しく束縛される事もなく。
    乃里子は水槽じゃなくて海が似合う感じ。

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著者プロフィール

1928年3月27日生まれ、大阪府大阪市出身。樟蔭女子専門学校(現・大阪樟蔭女子大)卒業。1957年、雑誌の懸賞に佳作入選した『花狩』で、デビュー。64年『感傷旅行』で「芥川賞」を受賞。以後、『花衣ぬぐやまつわる……わが愛の杉田久女』『ひねくれ一茶』『道頓堀の雨に別れて以来なり 川柳作家・岸本水府とその時代』『新源氏物語』等が受賞作となる。95年「紫綬褒章」、2000年「文化功労者」、08年「文化勲章」を受章する。19年、総胆管結石による胆管炎のため死去。91歳没。

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