天井裏の散歩者 幸福荘殺人日記(1) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062769624

感想・レビュー・書評

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  •  ミステリーの大御所、小宮山泰三が住むアパート<幸福荘>。そこは、作家志望者の憧れの場所だった。
     くせのある住人たちが繰り広げる奇想天外のお話。

     ま、タイトルがネタばれだよなぁと読んでたんだが、こちらの予想のナナメ上を、ついでにバク転してみせるぐらいの驚愕だった。

     さすが、叙述ミステリーの大家です。

     奇妙な住人たちは、ステレオタイプだといえるんだけど、むしろそのステレオな部分を最大限に生かしてると思う。

     かるーく、気軽に読める1冊です。

  • 色んな意味で大どんでん返し。
    そこまでやるか、K談社!
    初出の角川文庫ではなく、講談社文庫を読んだ方は、最後の奥付まで読んで 更に違った感慨を受ける、かもしれない。

  • あなたが読んでいるそのページは妄想?それとも現実?


    この帯のキャッチコピーに惹かれて読んだのですが、本当にその通りで注意深く読んでいないと途中で分からなくなります。


    クライマックスは自分は納得できませんでした。

    それやっちゃうのかよという感じです。

  • 入れ子すぎてついていけなくなったかも…。

  • どんでん返しの連続。こういう軽い叙述トリックものもいいなあ。
    軽身の極致。

  • 重鎮の作家が住む幸福荘。ここに入居して作家になろうと目指す変人たちの運命。
    各章ごとに物語が収束し、次の章に移る連作短編の形式。
    だからサクサクと読みやすい。
    また、駆け出しの作家もどきが書いてる物語、という構図なので、若干下手な文章というのが良い感じ。
    折原氏らしい凝った構成も面白し。

    でもどちらかと言えば、氏の作品の初心者な方達が、入門編として読むのがいいかも。

    ちなみに、随分昔の作品で、当時発売直後に読んだ記憶がチラホラと。
    いまどき、ワープロにフロッピーっていうのが懐かしいですね。

  • 表紙にひかれ、どうしても読みたくなって購入。
    購入後、書評を読んだら意外と低い(笑
    帯にだまされたか。

    でも、まぁまぁ楽しめたし
    「おーそうかぁ~」と驚きもあったのでまずまず。

  • 作家志望者が集まる幸福荘。そこを舞台にしたミステリーなんですけど、予想していた以上に面白かったです。現実と虚構(妄想?)が錯綜する感じが良かったですね。(1)ってことは続きがあるんですよね? (2)が文庫化されたらすぐ買います!

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著者プロフィール

埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。編集者を経て1988年に『五つの棺』でデビュー。1995年『沈黙の教室』で日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。叙述トリックを駆使した本格ミステリーには定評がある。『倒錯のロンド』『倒錯の死角』『倒錯の帰結』など「倒錯」シリーズのほか『叔母殺人事件』『叔父殺人事件』『模倣密室』『被告A』『黙の部屋』『冤罪者』『侵入者 自称小説家』『赤い森』『タイムカプセル』『クラスルーム』『グランドマンション』など著書多数。

「2021年 『倒錯のロンド 完成版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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