署長刑事 大阪中央署人情捜査録 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062770064

感想・レビュー・書評

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  • 姉小路祐の初読み。
    その日はどうしても、『古書店の「100円コーナー」から1冊を選ぼう』という気分で・・たまたまタイトルが気になり(見覚えあり)、あらすじを読んだら面白そうな設定だったもんで、即購入。

    警察機構への筆者の持論(特にキャリア制度についてのあれこれ…疑問やら矛盾やら問題点やら…)を疲労するために編まれた物語、というのが、率直な感想。

    また、「ちょっと、出来すぎなんじゃ?」という展開もいくつかありはしたものの、、、

    主人公のキャラに親しみが持てたのと、作者の主張にも共感できる部分が多かったのとで、ちゃんと楽しく読み進められた。

    ただ……最後の方の政治的な四つ巴なんたらかんたらの話には、正直ついていけなかったけど。

    ★3つ、7ポイント半。
    2019.11.28.古。

    ※続刊も数冊出ているみたい。古本屋で見つけたら読んでみよう、とは思えた一冊。

    ※上にも書いたが、「タイトルに見覚え」がある……2時間ドラマとかになってたのかも?検索してみよ。

  • O女史おすすめ本。
    私が警察モノが好きだからというので、さらっと読めるわよと紹介していただいた。
    大阪を舞台に背の低い若すぎる赴任したばかりの署長が奮闘するお話。
    協力してくれるメンバーもぽっちゃりさん?がっしりさん?な庶務係の未成年婦警さんだったり、皆異動や昇任したがっていたりとなかなかユニーク。
    シリーズ一作目ということもあってか?ちょっと主要な話が始まるまでが長く感じた。
    そのわりに事件は唐突だったかなとも思う。
    この事件の背景にはそんなことがと、事実が後から出てくる感じか。
    とにかく出てくるキャリアの印象があまりよくない。
    現場の若手警察官と小さな署長さんが、このあとのシリーズではもっと活躍してくれると良いなと思う。

  • 久しぶりに著者の本を手に取ってみた。「刑事長」とか過去のシリーズもそういえば読んだっけ。大阪府警中央署を舞台にキャリア署長が捜査を進めるシリーズ一作目。「こんなことがきっかけ?」という点もあるが、まずまずの滑り出し。

  • 途中まではとても面白く読んでいたが、ラストが間延びしてしまったような感じがした。別にそこまで詳しく知りたくなかったし。あの婦人警察官の活躍するシリーズがもしもできたら、ぜひ読みたい。

  • “モサい”ながらも正義に燃える警察官僚・古今堂航平は、弱冠29歳で大阪府警中央署署長に着任した。その矢先、管内で警官による飲酒ひき逃げ事件が発生。身内の失態を揉み消す記者会見に利用された古今堂は、不信感を拭いきれず自ら孤独な捜査に踏み出す。人情派キャリアを描く正統派警察小説。

  • 【所長刑事】シリーズの第二弾を先に読み終わっていたけど、こちらの方がテンポも良かった気がする。関西弁にそこまで馴染みはないけど特に読みにくくもなく、私の頭の中でちょこまか動く古今堂のキャラは人情にアツくてちょっと好きだな。

  • 所轄の署長に就任したキャリアか主人公

  • 題名どおりキャリアとして採用された主人公が大阪の中央署長として赴任、
    早々に管内で発生した現職警官が被疑者となる事件に自ら捜査に乗り出す。
    主人公がイマイチパッとしません。もう少し、水戸黄門のような展開があっても面白かったかなという感じが否めない少し盛り上がりに欠けたかな。

  • 大阪弁~
    警察キャリアが主人公
    いつも思うけど、体験していない仕事のことを書くのって、どういう準備するんだろ…?
    どこまで調べても『何言っちゃってんの!?』って言われちゃうかも…と不安にはならないんだろうか。。。

  • 新しいタイプの主人公でなかなか面白いです。

    大阪弁コテコテですが^_^

    ただ、個人的には最後の方のいろいろな利権の説明の部分がややこしくてちょっとマイナス。云いたいのは分かるし、問題なんだけど、もう少し簡略にまとめて欲しかった。

    でも、次作が楽しみではある。

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著者プロフィール

京都府生まれ。1991年『動く不動産』で横溝正史賞受賞。弁護士・朝日岳之助シリーズ、刑事長シリーズ、署長刑事シリーズなど社会派警察小説の雄として一世を風靡。テレビドラマ化された作品も数多い。本シリーズも第一作から第四作まで、新刊即ドラマ化という快進撃が続いている。本書も刊行前からドラマ化の企画が進もうとしている。

「2022年 『再雇用警察官 究極の完全犯罪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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