QED 諏訪の神霊 (講談社文庫)

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著者 : 高田崇史
  • 講談社 (2011年8月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062770163

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QED 諏訪の神霊 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • なんか、物凄い勢いで謎が提示されたと思ったら、そのまま置き去りにされたものが少なくないような。

    四方に立てる御柱の長さがちょっとずつ違うとか、入ってすぐ右のが一の柱ではなく二の柱なのはなんでか、とかはなんだったんだ。

  • 歴史の新解釈として面白い。
    ミステリではない。

  • いつもより読みやすかったー

    物語をかき混ぜるさおりがいないからか?
    鴨志田くんや友達が沙織のちょっと歴史詳しいパートを担当の方って感じ。

  • 奇祭・御柱祭の謎を解く。そもそも何が謎なのかをほぐすことから始めるので、よく知らない題材でも読み終えた頃には一気に詳しくなれる。シリーズを貫く歴史観の、応用編といったところ。

  • 事件の解明までには犯人は検討がついたのですが、いくらタタルくんのいう人それぞれとはいえ理由が今を生きるひとにはちょっと足りないかな。蘊蓄は相変わらずためになります。かわりばんことかなるほどと思えます。

  • 遠足の事前学習④。諏訪大社の秘密が結構納得のいく形で説明されている。史実ではないけれど、難しい諏訪信仰をよくとらえている。と思う。

     面白かったんだけど、難しいね。諏訪に行く前の勉強で読んだから楽しめたけど、諏訪に興味がない人だったら読み疲れそう。

     ミステリーとしては若干無理矢理感が強いと思う。つーか諏訪の怨霊信仰と殺人動機を関連付けるにしては弱すぎる。その点、気に入られないかもですね。

    _____
    p15  可愛い
     「可愛い」の語源は「顔はゆし」からきており、労しい、可哀想、不憫な、という意味である。可哀想でとても見てられないのが「可愛い」ということ。注意。
     愛という言葉自体が、不憫だから何か施すという意味を持っているのだよ。

    p42 岡本太郎
     岡本太郎が御柱祭に参加しようとしたことがある。柱によじ登ろうとするのを下ろされてものすごい抵抗したそうな。

    p78 諏訪の由来
     諏訪の由来は「州の端」という意味で、海の端という意味があるらしい。湖の端かな?
     この本では、州の端は「国の端」という意味で、彼岸と此岸の境という意味があるとみている。つまり、建御名方命はこの世ではなくあの世へ封印したということを表しているのだと…

    p96 御柱祭
     延暦17年(798年)の寅年に坂上田村麻呂が征夷大将軍になった翌年に第一回御柱祭が行われた。
     それから申年と寅年に欠かさず行われ続けている。

    p145 注連縄
     注連縄はあの世とこの世の境目を表している。御柱祭の柱は、坂を下り、川を渡り、「注連掛」とよばれる注連縄の結界の場で休まされる。なぜ結界を張られるのか。神聖なものが穢れないように??それとも穢れが漏れないように??

    p158 人と妖怪
     かつては殿上人だけが人で、それ以外の人は人でなかった。殿上人に刃向ったものは「土蜘蛛」や「鬼」と呼ばれ、敗れた者は「河童」や「狐狸」とよばれ、山に逃げ込んだものが「天狗」と呼ばれた。

    p167 耳裂
     御頭祭とよばれる祭りでは鹿の頭が45頭分供えられる。そのなかに耳の裂けた鹿が含まれる。この耳裂け鹿は「神の矛にかかった」とされる。
     この耳裂けはミシャグチ神を表す。そうするとミシャグチ神がどこぞの神の矛にかかったということだ。

    p178 浅草寺と浅草神宮
     浅草寺の本質はその横に小さくたたずむ浅草神社にある。

    p184 物部氏
     大伴氏と物部氏は大化の改新以前から朝廷の軍事面・外交面の忠臣であった。だから武士を物部から変化した「もののふ」という。

    p191 洩矢神
     土着の神:洩矢神と流れてきた神:建御名方命が天竜川付近で力比べをして、洩矢神がやぶれたとなっている。この戦いで敗れたから建御名方命がこの地に居座るようになった。出雲から追い出された神が玉突きのように洩矢神をはじき出してしまった構図である。
     ミシャグチ神がこの洩矢神だとするなら、諏訪大社にミシャグチ神が祀られていないのは、追い出した神だからではないだろうか。だから別祀しているのではないだろうか。

    p223 真澄
     諏訪の地酒。香り高い、喉越しの良い酒のようだ。飲みたひ。(๑╹ڡ╹๑)

    p229 聖武天皇の禁牛令
     聖武天皇が牛の屠殺禁止令を出したのは有名。仏教が絡んでいるとかあるが、一番は使役用の牛を確保するためだという。恭仁宮の都造営に必要だったからそのお触れが出たという。桓武天皇の時にも、長岡京を造るために牛の屠殺禁止令が出ている。

    p251 物忌令
     御柱祭の年におけるタブー
    ①結婚・元服の禁止
    ②家の新築禁止
    ③葬式の禁止(仮埋葬して翌年に本葬)
    ④木材の他国流出禁止
     特に①②は祭りの予算確保のため... 続きを読む

  • 図書館にて借りる。あのお祭り何であんなことするんだろうって思ってたけどそういう解釈できるのか。

  • 今回は2人旅、となってしまったお祭りへの旅。
    その地で待ち受けていたのは、彼の中学校時代の同級生と
    前の事件で一緒だった女性の妹と、彼らの近所に住む女性。

    結局最後には事件に巻き込まれました?
    妹さんは最初に予備知識として出てきただけ。
    そしていつもの大きな熊(仮)は出てこないかと思いきや…。

    しかしこれをするに当たって土地を売ったのかと思うと
    ものすごい頑張りです。
    それをいうなら、今回のお祭りに対し導き出された答えも
    そこまでするのか!? と驚くものです。
    言われると納得、なものですが。

    極端な話、と言われましたが、理解できない、という点では
    確かにどちらも一緒。
    本人にしか分かり得ないものがある行動を
    きちんと説明されても分からないものです。
    むしろ本人でさえ説明できない場合もありますし。

    ところで、近場に置いた動物達。
    彼らは一体どこから仕入れてきたのでしょう?
    自力捕獲??

  • 面白かったです。

  • 今までよんだシリーズの中で、一番よくわからなかった。
    諏訪大社にいまいち興味を持てないからだろうか。残念。

  • 再読。QEDシリーズの中では一番近い舞台だったので、いつも以上に興味を持って読めた。漠然と認識だけしていた事柄の裏や意味を知る快感も増す。
    ただ、謎解きの対象が複数分散していたせいか蘊蓄の嵐の移り変わりに頭の回線がしばしばパンク状態。ん~こちらの脳もレベルアップしなければw
    事件の解決もちょっと不完全燃焼な感じ。

  • いつにも増して血なまぐさい展開。
    QEDシリーズは好きで、タタルさんの蘊蓄にもいつの間にか中毒状態だが、今回は歴史的下地と現実の事件が、あまりきれいにリンクしていない気がする。
    それにしても、タタルさんと奈々ちゃん、進展しないねえ。

  • 2012/5/6読了。イマイチ。事件と歴史に対する解釈の関係が京極夏彦のようにはうまく落とし込めない。事件自体にも面白味はなくキャラも弱い。

  • QEDシリーズ15作目。

    シリーズ完結まであと2巻。全てを理解したとは言い難いが、祟の薀蓄がとにかく好き。歴史上の謎って他にもイロイロあるだろうし、もっと読んでいたいなぁ。
    今回の舞台は諏訪。いつも諏訪湖のSAに立ち寄るだけだけれども、読後はすっかり行く気満々。この本片手に、祭り見物に行きたいものです。
    今作では前作に続き鴨志田翔一が登場。カンナシリーズはまだ未読だけれども、リンクしているのかな。

  • 坂を滑り落ちる巨大な御柱に男たちが荒々しく群がる「御柱祭」。75頭もの鹿の生首が捧げられた「御頭祭」。長野県・諏訪大社に伝わるこれらの奇祭を調べるため、同地を訪れた桑原崇と棚旗奈々は、不可思議な連続殺人事件に遭遇。御柱―御贄柱―怨念柱。1200年続く謎が解けたとき、事件の真相も明らかに。

  • 諏訪の御柱が題材(諏訪は父親の実家)かつ、冒頭から目黒区祐天寺(独立するまで住んでた)などと書かれると他人事とは思えない小説になってしまう。
    ついつい読んでしまいました。

    しかしミステリーものって、なぜ最後の1/3くらいになると一気に読んでしまうんだろう?

    ちょっと前作も気になったので、しばらくしたら読んでみようかと思います。

  • 御柱祭の闇。シリーズの中でも面白い方。

  • いつもどおりの凄まじい薀蓄の嵐。丁寧に読むとへぇ~~と思う。
    が、事件の裏にあったものと通じるものがあるかどうかには納得しきれない。

  • 本シリーズの他作品と同様、歴史の裏側に隠された事柄を推測しつつ、現実の事件も解決してしまう。
    ワンパターンという声もあるが、僕はそこが大好きだ。
    主人公の崇の謎解きに唸るしかない。
    それと、このシリーズのもう一つの魅力は、舞台となる場所の魅力もある。今回は諏訪大社だったが、これまでも日光東照宮、鎌倉、熊野古道などがあり、読むとガイドブック片手に行きたくなることうけあい。
    なんにせよ、お気に入りのシリーズだ!

  • 今回の舞台は諏訪。
    このシリーズを読み慣れているとは言え,物事をリンクさせて整理するのが難しかった。
    興味深い内容だったが「諏訪」に馴染みがなかったため,あまりピンとこなかったというのが正直なところ。
    なのでひとまず☆3つ。

    次回は奈々タタルの進展に期待を込めて…

  • 日本史や宗教史にはあまり興味がないため、このシリーズのキモである歴史の謎的な部分にまったくささらない。微妙な恋愛模様もどうでもいい。
    でもけっこうな数このシリーズを読んでるのは、日本の闇っぽいとか敗者の歴史みたいなところが面白いからかも。でもやっぱり総合評価はいまいち。殺人事件との絡みが微妙なので。

  • 『カンナ』との接点がより濃厚になってきたようで、今回は鴨志田さんちのお兄ちゃんが重要な登場人物となっている。

    信州・諏訪方面には縁もゆかりもまったくなく、中央高速の諏訪湖SAに立ち寄ったことがあるくらいで足を踏み入れたこともない。御柱祭りもTVニュースで見たくらいしか知らない。
    まったく予備知識なしで読み始めたけれど、そこはそれ、シリーズでこれまで積み重ねられた薀蓄の延長線上にあったので、すんなりはいれた。

    で、これまで同様、事件の謎解きよりも祟の薀蓄を堪能した

  • QEDシリーズも完結が近いようです。今回も祟くん的解釈が大暴走でした。

  • 2011/8/15 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。

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