彼女のこんだて帖 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062770194

感想・レビュー・書評

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  • 疲れたな〜って日に一気に読み終わった。ほかほかする。レシピ付きで良い

  • すごく好き
    秋だから、というのもあってか美味しい食べ物が出てくる短編集を読みたかったのでぴったりでした

    一話一話はかなり短いです
    思い出の品などを通して、主人公の気持ちがふっと良い方に変わるほっこりするお話
    私もなんだか優しくリラックスした気持ちになれました
    うどんとか中華ちまき、イチから作ってみたいなぁ
    本の最後の方にはレシピも載っています

    解説が私の思ったことをすべて書いてくれていて、なんだか不思議な気持ちになりました

  • 一編一編は非常に短いので、サクサク読めます。また、前の話では脇役だった人が次の話では主人公だったり、繋がりも面白いです。

  • 当たり前だけど、食事は大切で、生きてる限り誰もが食事をとる。そしてそのためには、食事を作り人がいる。そのことに改めて気づけた。

    そしてご飯はパワーの源。この作品を読むと背中をそっと押してもらえる気がするし、美味しいものが食べたくなる。巻末には、登場する料理のレシピもしっかり載ってるから、週末に早速どれか作ってみようと思う。
    お腹が空く作品。

  • 母から借りた本

    料理にまつわる連作短編集
    料理がスパイスのように使われる作品は数多あるけど、本作は料理がメイン…料理ありきのお話
    改めて人にとって食がどれだけ大事か、自分を形つくる食を疎かにしてはいけないなと思いました

    登場する料理がとにかく美味しそう

  • 私の母親は、専業主婦なのに父親が単身赴任だったので、冷凍食品と袋ラーメンの手抜き料理ばかりでした。

    だからかなぁ?お仕事もして、手料理も頑張っているお母さんの話しに、うるうるしてしまいます。

    カボチャの宝は、美味しかったです。


  • 話が繋がっていくことにワクワクした。
    辛い時何かあった時、自分の心を変えてくれるものは
    改めて“食”だなと感じる本だった。

    2021.3.11

  • 料理に纏わる連続短編集。
    辛いことがあった日も、嬉しいことがあった日も、「食べる」から、人それぞれ特別で忘れられない料理がある。生きるために、自分のために料理を作ることもあるが、誰かの為に作ることが増えれば増えるほど、豊かなのかもしれないと思った。
    出てくる料理はどれも美味しそうで、豪華ではないけど、明日も何となく頑張ろうと思える、優しいストーリーだった。

  • 短編集で読みやすかった。最近読書からとんと離れてしまって、小説を読むのも億劫だったけど、レシピと一緒についてたので、夕飯の献立として参考にできないか考えながらも、サクサク読めた。

    しかし、ご飯前に読むとやたらお腹が空いてしまう本だったなぁ。

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著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年『幸福な遊戯』で「海燕新人文学賞」を受賞し、デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で、「野間文芸新人賞」、2003年『空中庭園』で「婦人公論文芸賞」、05年『対岸の彼女』で「直木賞」、07年『八日目の蝉』で「中央公論文芸賞」、11年『ツリーハウス』で「伊藤整文学賞」、12年『かなたの子』で「泉鏡花文学賞」、『紙の月』で「柴田錬三郎賞」、14年『私のなかの彼女』で「河合隼雄物語賞」、21年『源氏物語』の完全新訳で「読売文学賞」を受賞する。他の著書に、『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『月夜の散歩』等がある。

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