新装版 浪花少年探偵団 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062771306

作品紹介・あらすじ

小学校教師の竹内しのぶ。担当児童の父親が殺された。家庭内暴力に悩んでいた児童と母親に嫌疑がかかるが、鉄壁のアリバイが成立。しかし疑念を覚えたしのぶは調査を開始。子供の作文から事件解決の鍵が、たこ焼きにあることに気づく。教え子たちを引き連れて探偵ごっこを繰り広げる痛快シリーズ、第一弾。

感想・レビュー・書評

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  • 間違いなく面白い!
    東野圭吾の作品の中では圧倒的にはちゃめちゃで元気なストーリー展開。その中に、ちょいと挟まってるミステリーネタで、あ、そういえば東野さんやったなって思い出す。
    東野作品には、ごっつい女性が似合うわぁ。

  • 事件の内容が面白い


    足速い先生おもろい

  • 東野圭吾第8作目。
    コテコテの大阪のノリが関西舞台の朝ドラ感と近かった。
    短編なのも1話15分の朝ドラっぽさがある。
    次作も楽しみ。

  • 昭和感たっぷりなドタバタミステリー!
    昔、ドラマ化されてた気がする。
    子ども向けな感じで名探偵コナンみたいに、行くとこ行くとこ事件に絡んでた。

    パワハラ、セクハラ、モラハラ。
    同じ職種やから暴言とか体罰的なものが気になって仕方なかった。
    令和の時代に読むとマズイ作品のような錯覚に陥るので十分楽しめなかった。

  • このシリーズは知っていたけど、一弾目を読んだのは初めてだった。
    なるほど、コテコテ大阪の感じ、今は東野作品の中でも分岐点とも言える位置なのが分かる。
    また最終作品を改めて読み返したくなった。
    しのぶセンセのその後。

  • しのぶ先生、足が早かったり子供を利用したりおもしろい。終始明るく、短編集なのもあって、1日で読み終えた。続編、しのぶセンセにサヨナラが、どうサヨナラするのか楽しみだ。

  • 小学校の教諭であるしのぶ先生が、身近で起こる事件を解決するために奮闘する、という内容の連作短編集です。

    大阪が舞台なので、会話は全て関西弁。
    デンポが良くて軽快なやり取りが面白く、読んでいてつい笑いが込み上げてしまいます。

    殺人事件を扱った内容でも、陰惨な気持ちにならないのは、しのぶ先生を始めとする人間味溢れるキャラクターのおかげでしょうか。
    再読ながらも、存分に楽しませていただきました。

    加賀恭一郎やガリレオといった、有名シリーズの陰にすっかり隠れてしまった感はありますが、しのぶ先生が活躍するこのシリーズ、個人的には気に入っています。

  • シンプルにおもろい

  • キャラクターがみんな魅力的。事件の謎解きも、読者が予想できうるくらいのヒントを丁寧に描いてくれていて面白かった。

    ただ、読む時代が遅すぎた…セクハラとパワハラがすごい!35年前はこれが許されていたの!?大阪ってことで大袈裟に書かれてない!?今なら大問題になりそうな内容のオンパレードで、物語に入るまで時間がかかってしまった。

  • しのぶセンセと悪ガキども、万年ヒラ刑事たち、コテコテの関西弁、コミカルな事件。しのぶセンセが担任だったら愛情いっぱいで毎日楽しいだろうなぁ。◯笑シリーズ同様に楽しめた。

  • 本の交換会で手に入れた本。選んだ理由は、東野圭吾の作品だから。

    読んでみたら、ガリレオシリーズとぜんぜん違う明るさにびっくり!!東野圭吾は、大阪出身なので、大阪弁にも細かいエリアの地名にもリアリティーがある!

    主人公、しのぶセンセがサイコーにイイ!!
    しのぶセンセは走る!!6年5組の生徒たちも走る!!
    携帯電話は無くて、ポケットベルがある時代の懐かしい話。しのぶセンセのキャラがスキ。この本の中では、しのぶセンセと家なき子の話か一番好き。家なき子の話には、文字になっていない闇がある。しのぶセンセは、光だ。

    ミステリーだけど、トリックがわかっていても何度も読みたくなる人情物語。おすすめです。


  • しのぶセンセたちのこてこての関西弁で話にどんどん吸い込まれていった。このあとのしのぶセンセの恋愛も気になるところ。テンポよく、おもしろかった!

  • しのぶセンセいいキャラしてる!
    普通に読んでて楽しい本でした。

  • 竹内しのぶ先生のあの歯切れの良さ。関西人には負けまっせ。刑事もの好きだなぁ2023.6.3

  • 本の中に入るまで時間がかかったけどしのぶセンセがかわいい
    子供はかわいいな

  • 関西弁の小説を初めて読んだような気がします。あ~東野圭吾は大阪生まれだったね〜と再認識しました。nativeな人が書いていると臨場感があっていいですね。少年達が探偵するのかと思っていたら、先生なんかい、とちょっとびっくりしました。

  • 東野圭吾のシリーズものの中で一番好き

  • 生粋の関西人の女性の小学校教師、しのぶ先生が主人公。なぜか毎回に事件に関係し、謎を解いていくという話。
    昭和の社会、教育現場が舞台なので、セクハラモラハラ表現などが目立ちましたが、しのぶ先生は思った事をストレートに言える竹を割ったような性格なので、あまりモヤモヤすることなく、令和の今と比較しながらも読めました。
    少年探偵団とあったので、江戸川乱歩や、コナンなどを想像しましたが、少年たちはあまり活躍せず。そこはちょっと残念でした。
    30年くらいたって、しのぶ先生がその後どんな先生になったのか、見てみたいなと思いました。

  • 先に「しのぶセンセにサヨナラ」読んでもたけど、
    順番逆でも、面白い。

  • 「あれ、これ東野圭吾だよね??」がとりあえずの感想です。1991年に出版された東野圭吾初期の小説ですが、「こういう小説も書いてたんだな~」と思いました。まるで・・・赤川次郎です!私は赤川次郎さんの作風もすごく好きなので、この小説も楽しく読めました。赤川次郎さんの小説が好きな人には絶対におすすめな1冊です。

  • 『浪花少年探偵団』
    東野圭吾/講談社文庫
    .
    しのぶセンセのクラスの生徒の父親が殺された。事件解決のためにしのぶセンセと教え子探偵団が大活躍。
    .
    しのぶセンセの冴え渡る推理が良い。事件に隠された子どもの思いを感じ取る先生だからこその視点もいいな。
    .

  • 主人公・しのぶ先生は天海祐希さんがぴったりだなと思いながら、2回読んだ♪生徒の作文をヒントに事件を解決するなんて格好良い!

  • 痛快短編推理小説。
    登場人物がリアルに感じ、その世界に入ってしまう。主人公のしのぶ先生が、突然の閃きで事件を解決していくところが面白い。複雑すぎず簡単すぎずが魅力

  • こってこての関西弁が苦手だったし、短編集だったせいか一つ一つの話が薄っぺらく感じてしまった。
    初期の東野圭吾は当たり外れ多いなー。

  • 短編集だったけど、各話、内容が薄くなく、満足して読めました。ただ、若者大阪人としては古風な関西弁に少し違和感を感じました。

  • 関西弁しかもばりばりの大阪弁で流れるように大阪の風景が描かれているから、起きている事件は殺人事件ばかりなのになんとなく穏やかな雰囲気を感じてしまった・・・いや、穏やかに感じるようにあえてなのかも??
    東野さん大阪出身って知識としてはあったけど、なんとなく推理小説っていうと暗くて標準語で深くて・・・って感じだから印象がガラリと変わったー!!
    ポンポン弾む会話にさらさら~って読めたし、事件に対しても結構躊躇なく日常生活の一部的な感覚で読めたかな(良いのか悪いのかは別として)
    息抜きに読むのにはもってこいな感じ。でもやっぱり東野さんだったら暗黒感あふれるミステリー読みたい~

  • 面白い!!しのぶ先生最高でした!クソガキもgood

  • 東野圭吾さんは大阪の人なんですね。テンポのよい大阪弁でのやりとりが、とても気持ちの良い作品です。解説で宮部みゆきさんが、「じゃりン子チエ」に例えていましたが、同感です。

  • どちらかというと笑う

  • 何よりも東野さんの大阪愛を感じた。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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