- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062775229
感想・レビュー・書評
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死んだ妻と残された夫、互いに一番目だった初恋の相手、母が一生大事にしている思い、娘を思う不器用な父の愛、不幸になるとわかっていながらそばにいたいと思う気持ち、離婚して手放した娘への母の思い、不器用で意地っぱりな娘の幸せを後押しする父の愛。7つの短編は、どこにでもある市井の人々の人情や思いやりを、軽い笑いで包みながら描き出す。
笑って泣ける、泣けて笑える、そして読後にさわやかな余韻が残る物語。読んだ人それぞれに一番好きな作品があるような、珠玉の短編集。
もっとカトゲン作品を読みたくなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
華々しいハッピーエンドはない作品集。
そこはかとなく、不幸せ感が漂うが、不幸なのかというとそうでもない。
人はそれぞれ、様々な価値観で生きているのだ。
『あの人への年賀状』が、一番好き。 -
良いお話でした!
良いお話が7つ入っています!
例えばレストランで美味しいサラダが7種類出てきたら、後半イヤになりますよね!
正直、そんな感じでした
読むの飽きてくるの!
でも、不器用だけど人情味溢れ、人間が一層いとおしく感じる7篇が入っていると、帯には書いてありますから。。。 -
人の気持ちって、そう簡単にはわからないものだし、また逆にそう簡単に気持ちを伝えられないものだよなぁ…と思ってしまう短編集。
味わい深い話も有。
2014.3.21 -
嫁の遺言ほか6つの短編がおさめられている。どの作品も良かったけど、特に好きな作品は『いちばんめ』と『あの人への年賀状』『窓の中の日曜日』かな。つぎは『泣きながら、呼んだ人』を手にとってみたい。地元の本屋のさわや書店フェザン店の方が解説されてて驚いた。