ジョン・マン1 波濤編 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062779500

作品紹介・あらすじ

土佐に生まれた作家が渾身の筆で描いた初の歴史大河小説。アメリカで暮らした日本人・中浜万次郎ことジョン・マンの奇跡の生涯。

感想・レビュー・書評

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  • おもしろい

  • ジョン・マンの生い立ち。その数奇な運命。ただすごいとしか言いようがない。たった12歳で村を出てカツオ船に乗り難破する。命からがら鳥島に辿り着く・・

  • (古本を購入)
    読み始めた(8月11日)〜読み終わった(8月16日)

    真鍮色の瞳を持つ万次郎。
    生まれ故郷の、高知、中の浜のカツオ漁師の炊事役から宇佐浦のの網元、徳右衛門の船に乗ることになる。
    きっかけを作った筆之丞が船長を務める徳右衛門丸。
    その航海中で嵐に遭い、鳥島に流される。

    アメリカ、捕鯨の町、ニューベッドフォードを母港とするジョン・ハウランド号。
    その船長のホィットフィールドはクジラを求めて南米ケープホーンを回ってジャパン・グラウンドと呼ばれる海域を目指していた。

  • 鎖国から開国した日本に多大な影響を及ぼしたジョン万次郎の伝記小説。遭難したジョン万次郎を救助した捕鯨船の船長とのいきさつが交互に進行していく。1巻は捕鯨船と遭難したジョン万次郎が出合うまでが書かれている。ちょっとテンポが遅いかな。

  • 2017/05/26

  • 読了。レビューは最終巻で。

  • 幕末のジョン万次郎を取り扱う大河シリーズの第1巻。
    四国の漁村で生まれた万次郎が漁師として育っていき、嵐に会い漂流し米国捕鯨船に見つけられるまでのお話し。
    ぐいぐい引き込まれます。
    次が読みたくなること間違いなし。

  • あくまで歴史大河小説の導入部という位置付けなので、若干遅々と感じる進み方に我慢を強いられた。

  • 第2巻から読み始めてしまった『ジョン.マン』
    第1巻の『波濤編』読み終えました。

    万次郎が故郷を追われ、商人船で逃げるように
    他の地へ、新しい仲間と仕事。
    信頼も受け新造船で、祝福を受け太洋へ。

    漁場を探して遠出をし、嵐にあってしまう。

    そこで偶然に彼らを救うのは、
    アメリカで急激に数を増やした捕鯨船。

    その船も新しい門出2度だった船だった。
    船長の人柄、賢さ。
    とても魅力的に描かれている。

    また始めは炊事係として働く万次郎の
    船上での料理も見所の一つ。

    まだまだあと3巻分楽しめるかと思うと。
    嬉しさも、こみ上げてくるというものだ。

  • 名前は良く聞くけど、実際の人物像については殆ど知らないジョンマン次郎。現在進行形で織りなされている本作で、その人物史を鑑賞することにしました。まだまだ序盤で、とりあえず遭難したところまでで終わったけど、その状況描写も迫力があって、で、アメリカ側の目線でも同時に物語が進行していく流れが良い。続きが楽しみです。

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著者プロフィール

1948年高知市生まれ。都立世田谷工業高校卒。旅行代理店、広告制作会社、コピーライター、航空関連の商社勤務等を経て、97年「蒼龍」でオール讀物新人賞を受賞。2002年『あかね空』で直木賞を受賞。江戸の下町人情を得意とし、時代小説界を牽引する人気作家の一人。著書多数。

「2023年 『草笛の音次郎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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