世界一わかりやすい「インバスケット思考」 (講談社+α文庫)

著者 :
  • 講談社
3.17
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本棚登録 : 125
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062816373

作品紹介・あらすじ

食品スーパー店長の冴木に現場から要望・苦情・身の上相談が押し寄せる。
制限時間60分。あなたならどう解決する?

シリーズ初の文庫オリジナル! 短時間でサクサク判断できる最強ツール

スーパーマルトモの店長・冴木純は、親会社の百貨店・越後屋燕三条店に勤務していたが、閉店に伴い出向中だ。当初の戸惑いを乗り越えて、ようやく店長としての自負心が芽生える一方、得意の接客を生かした百貨店の仕事に戻りたい気持ちもあり、どっちつかずの毎日を過ごしている。そんなある日、本社から緊急招集がかかった。精肉部門で架空在庫計上が発覚し、社内監査が入ったのだ。本社に3日間拘束される間の業務を60分以内で部下たちに指示しておかなくてはならない。そしてさらに冴木の運命を変える大事件が待っていた――。

アメリカ空軍で活用されたシミュレーションゲーム「インバスケット」。いかに多くの案件を短時間で適切に処理できるか、あなたの究極の判断力が試される!

感想・レビュー・書評

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  • ざっと読むだけで、
    なんとなくインバスケットでの着眼点や採点基準がわかる気がしました。
    ストーリー仕立てなので、一気に読めます。
    これから勉強を始めるのにはよい本だなぁと思いました。

  • 進め方
    まず全体見る、で判断する
    各処理は、重要なものから時間を割く

    とか、いろいろ書いてありました。

    2度3度読んでも良いかなと思います。

  • 一日当たりのメール受信量が300件を超え、さらにプレーヤーとしての成果とマネジメントを求められる身で、どうしたら良いのか悩んでいた時に手に取った一冊。
    とにかく届いた順にメール返信していた点は大きく反省・・・
    今度、著者のセミナーに参加してみようと思った。

  • 昔、昇進試験でやった。そのときは「未処理箱」って本当のメモが入っていたが、最近は電子メールの「未処理箱」の処理をする前提。何気なくやっている普段の仕事の進め方が、この試験をやると出るらしい。ただし正解は無い。

  • インバスケットの本は何冊か読んでいるが、前後の物語が読みやすかったことと、緊急度と重要度のマトリックスが分かりやすかったような気がした。

    何はともあれ、全体像がわかり20案件の考え方はわかるが、実際1時間で解いてみて解説されるとどうなるかは、やってみないとわからない気がする。

    入門書としては悪くはないが、文庫という紙面の広さのためか図解がやや少ないかなとは思った。

  • インバスケットとは、未決箱という意味。未決箱に入っている膨大な案件を、限られた中で処理をする。その処理の仕方を通じて、自分自身の強みや弱みを確認するとともに、何を伸ばし、克服していかねばならないかを学ぶ、っというもの。
    管理職になると、二律背反の事象と対峙しながらも、組織の力を最大限引出成果に繋げることが求められる。ければならない。ベストの答えは無い中と割り切り、いかにベターな判断を早く行えるかに集中する。その為には、日頃から判断をする、してみるという経験を積み増しながら、自分自身の判断軸を育てることが必用。
    勉強になりました。

  • インバスケットの本。図書館で借りた。どんな登場人物でどんな背景があるのかなどをストーリー仕立てになっており、読み物としても楽しめる。主人公はスーパーの店長。判断の内容よりも小説風な中身の1つ1つのフレーズの印象が強い。
    ●商品を置いていれば売れる、のではなく、1つ1つにどのように作られた課などのストーリーがあり、それにあったお客様に売る。商品のストーリーを売るのだ。
    ●百貨店に目的を持って来店する人は少ない。ほとんどが品物を見に来ているだけ。その見に来た客と信頼関係を築き販売につなげる。その日に買ってくれなくても後日ふと現れて買ってくれる。このような瞬間に売る醍醐味を感じる。
    ●最初から確実に進めていく。とりあえず全てを処理しようとする。限られた時間の中でこういった燃え尽き型は6%、後者は12%存在する。
    ●優先順位は緊急度と重要度の2つの軸で考える。重要度は「私は何を重要視するか」になってしまいがち。なので「何に影響するか」で見た方が良い。その仕事をしなかったらどのような損失が出るのか。またはその仕事をしなかったら誰に迷惑がかかるのか。
    ●時間を意識しすぎている、人に配慮しすぎている、などの優先順位のつけ方の癖を意識すること。
    ●退職の申し出に対し「退職は待ってくれ」と自分の意思をすぐに伝えるのは感受性が乏しい回答。残念、意外、びっくりなど感情を素直に直接表現することがコミュニケーション。

  • 2015/12/20 購入
    今頃だが、「そもそもインバスケットって何?」って、人に聞けないので、読むことにした。
    入り口としては良さそう...まだ、内容には入ってないけど。

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著者プロフィール

1972年生まれ。大学卒業後、大手スーパーのダイエーに入社し、販売部門や企画部門を経験し、10店舗を統括する店舗指導員(スーパーバイザー)として店長の指導や問題解決業務に従事する。管理職昇進試験時にインバスケットに出会い、研究・トレーニングを開始。その経験を活かしてインバスケット研究所を設立。企業のリーダー研修などのためのインバスケット教材開発と導入をサポートする、日本で唯一のインバスケット・コンサルタントとして活動中。大企業の管理職研修など、2万人以上のリーダー育成を支援してきた。著書は『究極の判断力を身につけるインバスケット思考』(WAVE出版)、『マンガでやさしくわかるインバスケット思考』(日本能率協会マネジメントセンター)など54タイトル、累計85万部に達する。

「2023年 『上司との悩みを成長に変える賢い方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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