- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062827577
作品紹介・あらすじ
『堤中納言物語』には、いまに通じる個性的な人間像が、あふれる機知とユーモアで描かれている。毛虫を愛する型破りなお姫さまや、片思いに身を焦がす憂愁な貴公子などの登場人物たちが、この世界最古の短編小説集に、いきいきとした生命を吹きこんでいる。『うつほ物語』は、全二十巻という日本最古の長編物語であり、その成立、内容ともに謎をひめた新発見の魅力にみちている。天上の琴を守り伝える芸術一家四代の数奇な物語の背景に、恋のさやあてや貴族の祝祭などの王朝ロマンが、絢爛豪華にくりひろげられる。
感想・レビュー・書評
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ここにある「うつほ物語」だけでも読んでみるといい
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宇津保物語。琴を縦軸に貴族と楽人のかかわり。源氏物語にも勝る王朝絵巻である。意外な発掘であった。
堤中納言 短編集 素材が豊富で、様々な視点から人物造形がなされている。 -
面白かったです。
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干刈あがたによる堤中納言物語と津島佑子による宇津保物語の子供向け現代語訳(再話)。
説明が多すぎて気が散る。でもそれは私が大人だからで、自分もこういう注釈だらけの本で言葉を覚えたことを思えば懐かしい。
とても読みやすいが歌までわかりやすく言い換えられているのは風情が消し飛んでしまって残念。
子供の頃、古典文学コーナーは素通りしていたんだけど、こんなに面白いなら読んでおけばよかった。
・・・子供のころでは今よりつまらなく感じたかもしれないけれど。
平安貴族男子ろくでもないな!どうしようもなさすぎて面白い。
堤中納言物語はまた読んでみたい。
「花桜折る少将」の超展開、「虫愛ずる姫君」の対比、「逢坂こえぬ権中納言」のヘタレイケメンな純愛が好き。 -
佳子さん選