ガラパゴス (講談社の翻訳絵本)

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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062830676

感想・レビュー・書評

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  • ガラパゴス諸島のとある島が、生まれてから沈むまでを、美しい絵で見ることができる。
    ガラパゴスに住む個性的な動物たちの進化や、島自体の地学的な成り立ちも、ステップで描かれていてわかりやすい。
    巻末に進化と地学の解説もあり、学びも多かった。

  • 大人なのに読んでいてワクワクしてしまった。
    この本を読んで理解するというよりは、この本からガラパゴスの生物や地学へ興味をもつきっかけにという感じ。
    絵本をなかなか読んでくれない中学生にも勧めたい1冊。

  • 5:2 ガラパゴス諸島の成り立ちとユニークな動物たちを美しい絵とわかりやすい構成で。  6:1

  • 絵本で世界を学ぼう
    で、紹介された本。

    紹介された本としては、通算23冊目の絵本だ。

    本書はガラパゴス諸島に関する本だ。
    ガラパゴス諸島の歴史が100万年単位で流れていく。

    それぐらいのピッチでないと、本書に収まりきらない。

    最後にはきっちりダーウィンも登場する。

    ところで、ガラパゴス諸島って確かエクアドルだったね。

    これはエクアドルを知ると言うよりは、ガラパゴス諸島そのものを知る本だ。

    何も説明がないが、訳者は福岡伸一。
    あのフェルメール研究家の福岡さんだと思う。
    本来の専門は生物学者。
    活動の幅が広い。

  • とてもおもしろく興味深かったです。
    大人でも引き込まれました。
    ガラパゴス諸島って、こうして進化して消滅して…を繰り返してるんですね。
    手元に置きたい一冊。

  • ガラパゴス諸島の生物がどのようにして進化を遂げたのかが分かりやすく描かれている。
    判明しないことが多く、想像の域を出ない描写も多いらしいけれど。

    約600年前に島が出来、100年掛けて生き物が棲むようになる。
    色々な生物がやっててきては、また別の島へ移っていく。

    干ばつの中でも、大きな木の実を割って食べられる同じ鳥の中でも大きなくちばしを持った個体が生き延び、時を経るに従って、その鳥はくちばしが大きくなる、とか。

    それまで、生命は神によって完璧な姿として創られたとされていたけれど、ダーウィンはこの島の生物を見て、生き物は時間を掛けて変化していったことを思いつく。
    この絵本を読むとダーウィンの進化論の発想すごさが伝わってくる。

著者プロフィール

作家・イラストレーター。アメリカ・ニューハンプシャー出身。シラキュース大学でイラストレーションを学び、2001年、マンハッタンの絵本専門店で見つけた仕事をきっかけに絵本作家となる。代表作は、『Redwoods』(2009年、日本では『セコイア』として刊行、福音館書店)、『Coral Reefs』 (2011)。現在はアーティストの妻と息子と一緒にバーモント州で活動している。

「2013年 『ガラパゴス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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