Joyeux Noёl 英国妖異譚番外編 (講談社X文庫)

  • 講談社
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本棚登録 : 81
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062866309

作品紹介・あらすじ

シモンの異母弟、アンリの亡き母が残した「水の水晶球」を巡り、ベルジュ家に災難が訪れようとしていた。事件解決へ協力を申し出たアシュレイは、前日、ユウリをイタリア、コモ湖のホテルへ強引に誘う。アシュレイと過ごす危険な一夜の結末は…!?パリでのクリスマスイブの出来事は!?「龍の紋章」と表題作「Joyeux No¨el」の豪華二編収録。

感想・レビュー・書評

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  • 読了。

  • クリスマス感満点の表紙、ジュワイユーノエルは後半80頁くらいで、前半200頁くらいは、殺戮の「龍の紋章」w初登場ノーマン兄弟w。
    クリスマスをシモン邸で過ごすユウリがパリで巻き込まれた幽霊騒動。殺人事件が絡んでるけど、ユウリ自身には危険がナイから安心して読めるし、シモンが目を光らせつつユウリとデートしてるアンリというのも楽しい。
    龍の紋章は、井戸に向かう前日のアシュレイとユウリ。アシュレイの楽しみに付き合ってたら命がいくつあっても足りないよ~!今回も人間離れしたアシュレイの活劇が楽しめる?!何だかんだとユウリに甘いんだw

  • やっぱり、アシュレイが出てくると面白いです。

  • 2010年5月3日読了

    どんなカタチだって、読めることが至上の幸せ(∩∀`*)
    私の中にすっかり根付いていて、どうやら忘れることは許されないようです。
    新刊も出て、私の心も浮き立つってもんです。短編でも、本編でも構わないの…!彼らの幸せが私の幸せです!!この気持ちはホントに言い表せない…!

    龍の紋章は、作者の言う通りザッツ・アシュレイ!って感じでしたねー。
    普段よりも3割り増しくらいで、話の内容が残酷かな?というか、無常というか。今回はユウリが巻き込まれる…というより、アシュレイの目的を手伝わされている状態なので、それは仕方ないことなんだよね。でも、アシュレイにもユウリに対する気遣いがかなりあったようなので「素直じゃないな~」なあんてニヤニヤ( ´∀`)

    ジュワイユーの方は、さらっとした小話。
    但し、シモンの超過保護っぷりが堪能できます(笑)いや、あれはかなりヒドイwww それだけ大事にしているのは分るけど、ミサに行きたがるユウリを理詰めにして本音を暴くとか…ハタから見るとかなり「おいおいおい∑(゜д゜;)」てな感じです。
    思わず抱きしめられてるユウリを、引き剥がす優先なシモンには賞賛を送りたいwww
    ユウリをめぐる人々は、本当にユウリに惹かれすぎだと思うよ。きっと、ユウリにはなんかフェロモンでてるんだぜ、絶対ww

  • 最終巻から少し間をおいて、番外編。
    正直言って、あの終わり方には何とも言えない後味の悪さを感じてしまってどうにも消化不良だったのだが、番外編読んでもそれが払拭されるわけではないわな。
    最終巻のシモンの空気さ加減に「おいおい」と思ったことは、否めない。アシュレイは嫌いじゃないけど、何でここでこの人? という感はあるんだよなぁ。いや、最終巻のラストの人選には本気で「はあああ?」となったわけで、それだったら、まだアシュレイにしてくれた方がよかったんだが。
    第二部をやるっていうことだけど、あの身も蓋もない終わり方から続く第二部って、どういうことになるのやら。まあ、でも、主人公失明の上身体ずたぼろ、その親友は敵と同化して消滅、という実も蓋もない終わり方をした『蒼穹のファフナー』が年月を経て続編が作られるのだから、あの程度の終わり方なら何とでもなりそうな気がする。
    で、うん、この話はいつの間にホラーになったんですかね? いや、元からホラー気味ではあったけど、今回は結構こえーよ。

  • 黒サンタ…

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著者プロフィール

横浜市在住。「英国妖異譚」でホワイトハート大賞〈優秀賞〉を受賞しデビュー。シリーズ化され大人気に。主人公たちの成長に伴い、パブリックスクールを卒業した後は「欧州妖異譚」シリーズとして書き続けられている。その他ホワイトハートでは、「セント・ラファエロ妖異譚」「あおやぎ亭」がある。「ヴァチカン図書館の裏蔵書」シリーズ(新潮文庫nex)、「琥珀のRiddle]「倫敦花幻譚」シリーズ(ともに新書館)ほか著作多数。

「2023年 『シモン・ド・ベルジュはかく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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