- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062880909
作品紹介・あらすじ
パラサイトでもなく依存でもないほどよい距離の親子関係を-。子育てから介護までを問い直す予防心理学の登場。
感想・レビュー・書評
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育児や少子化についての本かと思って手にとったけど、それ以上に子が成人してからや介護について取り上げられていて新鮮だった。
少子化についても、介護についても、現状を過去と比べて悲観するようなことはあまり書かれていない。社会の変容に応じてある意味仕方のない変化としてとらえ、ではどうしたらよいかということが述べられています。
誰もがケアをされる時期がある分、ケアをする時期もあるのが当たり前なのにそれが制度的・社会的にかなわなかったようなので、それが保障される世の中になるとよいなと思いました。 -
『子どもが育つ条件』〈岩波新書)の続く内容。親と子の関係を、社会問題から見て読み解いている。
いろんな原因が絡み合っているが、まず身近に取り組めることは、
・男女差別なく子どもを育てる〈男の子も家事の手伝いをさせる)
・男親も家事や子育てに積極的に関わる
すぐにでも、子育てに関わる人には読んで欲しい本。 -
親との関係がちょっとうまくいかないときに借りたけど、ちょっと的が違ったかな。
でも、「子どもを”授かる”のではなく”つくる”」って時代になったこと、「親”に”なる、親”と”なる、親”を”する」に関する考え方、ジェンダー論っぽい「母親と父親」という存在についての考察など興味深いこともあった。 -
本書のあとがきにあるとおり、親と子に関する本は、子どもが幼い・未成年の時を題材にしたものが多かった。本書はそれに加え、成人後の関係、そして老後の関係などにも触れていた。「親になる」と「親をする」の違い、父親の育児不在、そして介護の女性化。教育現場にいるもの、そして二児の父親として、思わずうなずいてしまうところもあり楽しく読めた。
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親と子どものいまが見えてくる。
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110221購入。110226読了